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今日は朝からずっと、仕事。
夜、また軽く一杯くらいになりそう。
人気が出ると、知名度も上がって休みも減る。有難いことだけど体が持たなくなってしまう。
休みがないのも事実だし、
実際今日のスケジュールなんてまだスッカスカな方。
朝から夕方まで撮影でその後少し取材してトレーニング。
撮影なんて、基本みんな一発で決めちゃうから夕方までなんてかからない。
スタジオ入りして、メンバーの元に行って挨拶をして、スタッフさん一人一人に頭を下げて。
こうしないと私の仕事スイッチが入らない。何時までも、プレイガールの気分でいるわけにはいかない。
撮影はオトナの恋をテーマにしたものらしく、顔とバランス的に登坂さんと岩田さんと撮影してくださいって言われる。
顔とバランスがよくわからないけど、
スタッフの指示通り、最初の登坂さんとの撮影に入る。
広臣「 本気で襲う気で行くから。」
さっき、彼はキラースマイルでそう言った。
カメラマンさんが登坂さんに私をベットに押し倒すように指示すると慣れたもんで私をベットに押し倒す。
グッと顔を近づけて、唇と唇が触れ合うまで後5センチもないんじゃないかってどこまで攻め込まれる。
登坂さんはフフンッと言った顔。
私も、ざらにプレイガールじゃないのよ。
ここで引いてるとプレイガールの名が廃る。そっと腕を登坂さんの首後ろに回して、もっとこっちに引き寄せた。
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作者名:レオナ | 作成日時:2017年3月10日 7時