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41* Hiroomi side ページ41

*




…入るタイミングを失った。





楽屋からは、直人さんがAの事を呼んでいる。





一か八かで入ってみる…?





不意に手を掛けていたドアノブが回った。




広臣「 うおっ!」





直人「 お、臣… 」







直人さんに負ぶわれて、背中でぐったりとしてるA。






直人「 最近、睡眠不足だったり、ちゃんと栄養とってかないから、倒れちゃって…。」






俺があんまりAを見つめていることに気づいたのか直人さんは、少し気まずそうな顔して俺から目を逸らした。





広臣「 あの、直人さん。」






ん?といつもの優しいトーンで逸らされた目をもう一度合わせた。





広臣「 こいつの……Aの事を。教えてください。“ カズヤ ” って、誰ですか?」




そっと、また目を逸らされた。
直人さんは目を伏せがちに、背中のAを指差した。






直人「 じゃあ、こいつ医務室運んでから。話すわ。」





よいしょ、って言って背中のAを背負い直して、直人さんは慣れたような手付きで医務室へと向かって行った。



.

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作者名:レオナ | 作成日時:2017年3月10日 7時

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