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「 ふぅ。楽しかったぁ。」
剛典「 ……… 」
踊るのは好き。踊っているときは無になれる。自由で居られる。
毎日、毎日、何かに縛り付けられるような思いを抱えて生きてる私を自由にしてくれる。
剛典「 やっべぇ。」
「 は？なにが？」
剛典「 Aのダンスの練習始めてみた……めっちゃ綺麗だね。」
綺麗……？綺麗？
そんなわけない。私は穢れてる、だから誰かを愛する資格も愛される資格もない。
「 やめてよ、綺麗なんて。」
剛典「 いや、いつも。今も、Aはずっーと綺麗だよ、」
なんだか、恥ずかしくなった。泣きそうになった。……彼の優しさに触れて、胸が苦しくなった。
そっと私を包み込んだ彼の温もり。はぁ。と吐いた溜息が私の頬を掠めた。
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作者名：レオナ
| 作成日時：2017年3月10日 7時
