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頭が真っ白になるって、きっとこういうことだと思う。
龍友「 …終わりにしよか 」
龍友くんのその言葉だけが、ただひたすら頭にこだまして、
何も言えなくなる。
龍友「 … もう、僕は必要ないからな。」
なんで？なんでなの？
必要ないって、どういうこと…、
龍友「 …僕の暇つぶしに付き合ってくれてありがとう。」
A「 …暇、つぶし…？」
龍友「 …おう、案外楽しかったわ 」
わたしは、ただの遊びだったの？
“ 愛してる ” って、言ってくれたよね、
“ すきやで ” って、言ってくれたよね、
A「 …ぜんぶ、ウソだったの… 」
龍友「 …せやで？」
そう言って、小首を傾げる龍友くんの顔にウソは見られなくて、
わたしの龍友くんへの想いは、音を立てて崩れて行った。
それと同時に、堪え切れなくなった涙が堰を切ったように溢れ出した。
…きっと、ほんとにすきだったのに、
亜嵐のことを忘れさせてくれた、一瞬でも、亜嵐のことを考えなくてよくさせてくれた、
龍友くんのことが、すきだったのに。
A「 …わたしのこと、」
龍友「 …ん？」
A「 すきじゃ、なかったの…？」
龍友「 …ごめん。」
なんであなたが謝るの、謝らないでよ、余計虚しくなるじゃない。
振るなら、わたしがボロボロに傷つくくらい、酷い振り方をしてよ。
もう、二度と龍友くんのことを思い出したくないっていうくらい、
酷い振り方をして欲しかった。
へなへなと、その場に座り込んでしまったわたし。
龍友くんは、手を差し伸べようとして、引っ込めた。
そして、屈んで、わたしと目線を合わせてから、
龍友「 僕は先に帰るわ。明日朝からレコーディングやねん。」
A「 ……… 」
龍友「 亜嵐くん後から来るから、連れて帰ってもらってな。」
私の頭をポンポンって、撫でて、
最後の最後まで、優しく微笑みながら、立ち上がってマンションの方に歩き出してしまう、龍友くん。
溢れた涙は、拭われないまま、地面にポタポタ落ちて行って、
涙で滲む視界の中、龍友くんの背中だけが遠くなって行って
意気地なしのわたしは、ただ泣くだけで、
声を上げて、龍友くんの名前を呼ぶことも、その腕を捕まえることもできずに、
ただ泣くことしかできなかった。
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夏海(プロフ) - 更新待ってます。この作品1番好きです。 (2018年4月16日 14時) (
レス) id: 63677159e4 (このIDを非表示/違反報告)
茉央(プロフ) - 玲於！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: c310279898 (このIDを非表示/違反報告)
白濱のみかん(プロフ) - 亜嵐くん希望です！！ (2018年1月14日 2時) (レス) id: f8209b646e (このIDを非表示/違反報告)
buruchan__love(プロフ) - 龍友くん希望です！Birthday Storyもいつもきゅんきゅんさせてもらってます！ありがとうございます！これからも更新楽しみにしてます！！ (2018年1月10日 18時) (レス) id: 551b2745c4 (このIDを非表示/違反報告)
レオナ(プロフ) - れっどあっぷるさん» わざわざありがとうごさいます！骨髄Part1の時もコメントくださってましたよね？？こんなにお返事遅くなってしまってすいません！m(_ _)mコメント、しっかり読ませてもらってます^ ^ これからも、骨髄、そして、レオナのほかの作品共々よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年1月10日 17時) (レス) id: dbd42fd60c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レオナ
| 作成日時：2017年12月28日 3時
