067* RYUTO SIDE ページ17
*
RYUTO SIDE
“ Aさんのこと、迎えにきてくれませんか？ ”
玲於からそんなラインが届いたのが、30分前くらい。
着信を告げた、スマホは床に投げ出されて、僕はソファーに沈み込むように、深く腰掛ける。
それに、僕はまだ動き出してもいないし、ラインに返事を返してもいない。
僕の誕生日以来、Aとは会っとらん。
亜嵐くんのカミングアウトを受けて、もう僕の気持ちに蓋をする必要があったから、
少し、距離取らな、僕がもう戻れんくなるから、
忘れる為に、作った時間。
Aなら、僕の鎖を解いてくれると思ったったけど、やっぱりダメやった。
…Aには、最初から亜嵐くんがおったんや、
僕の入る隙間なんて、一ミリも最初からなかった。
やっぱり、僕にはミカしかおらん。
一生、あいつのこと引きずって生きてくんがお似合いや。
自分の結論を、無理くり自分の心理に押し付けて、僕は、玲於からのラインをなかったことにした。
玲於、そのまま、亜嵐くんに連絡してくれ…。
そんなことを念じながら、目を閉じたけど、さっきからスマホのバイブレーションは、止むことがない。
結局は、短気な僕が根負けして、スマホを掴んだ。
玲於「 遅い 」
龍友「 …うるさいねん 」
玲於「 出ないのが悪いんだよ 」
龍友「 寝ててん 」
玲於「 ぜっっっったい、嘘ですよね。」
龍友「 …… 」
玲於「 ほら。」
電話に出るなり、遅いだの、嘘つきだの、ゴタゴタ言ってくる玲於。
けどそんなの、僕と話を繋いでおく材料でしかないはず。
本題はここからや。
玲於「 …で、Aさんのこと迎えに来てください 」
龍友「 …今？ 」
玲於「 そ、酔っ払って大変なんですって、」
龍友「 …ほんまに言うてるか？ 」
玲於「 …え？ほんとで、、、あっ、ちょ、Aさん！ 」
龍友「 …、なんや、なした、 」
急にぷつっと切れた、通話。
なん、なんがあった。
僕が出る幕じゃないって、お門違いだってわかってても、
僕の体は止まることを知らない。
適当な格好をして、マスクして、
ご丁寧に、玲於から送られて来てた住所に向かって走り出した。
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夏海(プロフ) - 更新待ってます。この作品1番好きです。 (2018年4月16日 14時) (
レス) id: 63677159e4 (このIDを非表示/違反報告)
茉央(プロフ) - 玲於！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: c310279898 (このIDを非表示/違反報告)
白濱のみかん(プロフ) - 亜嵐くん希望です！！ (2018年1月14日 2時) (レス) id: f8209b646e (このIDを非表示/違反報告)
buruchan__love(プロフ) - 龍友くん希望です！Birthday Storyもいつもきゅんきゅんさせてもらってます！ありがとうございます！これからも更新楽しみにしてます！！ (2018年1月10日 18時) (レス) id: 551b2745c4 (このIDを非表示/違反報告)
レオナ(プロフ) - れっどあっぷるさん» わざわざありがとうごさいます！骨髄Part1の時もコメントくださってましたよね？？こんなにお返事遅くなってしまってすいません！m(_ _)mコメント、しっかり読ませてもらってます^ ^ これからも、骨髄、そして、レオナのほかの作品共々よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年1月10日 17時) (レス) id: dbd42fd60c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レオナ
| 作成日時：2017年12月28日 3時
