骨の髄まで愛してるって

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行為中に、当たり前のように、龍友くんは
愛してる、と言う。




この五文字を、言われれば、私の胸はどうしようもないくらい、幸せになる。



でも、涙が溢れそうになるの。



胸のところが、キューっとして、息が詰まりそうになるくらい苦しい。




クリスマスに…、うんん、誕生日に恋人ごっこをしてる人に抱かれてるわたしは、




…うそつきだ。




でも、心の何処かで、亜嵐にわたしと龍友くんの関係が、恋人。っていうことだけが、



バレたら、




亜嵐は、どんな顔するんだろう。




きっと、笑顔で、
“ よかったな！ ” って、言ってくれるんだろうな。




でも、そう言われたら、わたし。




生きてけないかも、




龍友くんの、腕の中でそんなことを思ってるわたしは、きっとこの世の誰よりも、
強欲で、サイテーな女だ。




だから、





亜嵐27日の夜、Aん家行くわ!




そのラインにも、






気付けなかった。







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