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008* RYUTO SIDE ページ8

*






RYUTO SIDE





A「 ラインだけで、済まされちゃった。」




目の前で、エヘヘ、なんて情けなさそうに笑うオンナ。



知っとるか?それ、全然笑えてへんからな。




作り笑いってのが、バレバレやからな。



龍友「 …ひっどいなあ、亜嵐くんもええ加減気付けや!」



A「 ホントね。
…私、結構アピールしてるつもりなんだけどなぁ、、 」




恋人ごっこ。
なんでそんなことを言ったのか、それは僕もわからない。




今日だって、新潟でライブで、Aのそばに居てやれんから、一緒に連れて来た。




ホントは飲み会やったけど、早めに抜けて来て、少し遅めの晩飯中。



ホントはこんな時間に、食べたらアカンのやろうけど、今日だけは、特別やな。




A「 ねぇ、龍友くん。」



龍友「 ん? 」



A「 …なんでもない 」笑



龍友「 なんやねん。」笑




こんな他愛もない、会話に。
僕の胸はどうしようもないくらい、苦しめられてる。




龍友「 A。」



A「 …なん? 」



龍友「 …なんでもないで、」笑



A「 …やられた 」笑




僕は、Aに恋人ごっこを提案した時点で、この賭けには負けとった。




なんでって、僕はその時から、いや。
亜嵐くんの忘れ物を届けに、楽屋に来た時からずっーと好きやってん。




龍友「 A 」



A「 同じ手には乗りませーん。」



龍友「 シ よか? 」



A「 …ちぇ、いいよ。」



並び合うように座っていたソファーから、Aのオンナらしい手をとって、




ベッドまでエスコートする。




愛してる、行為中にどさくさに紛れて言っているこの、五文字でさえ、



Aの深層には届いてない。







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ちひろ(プロフ) - はじめまして!すごいワクワクしながらお話読まさせてもらってます!龍友でお願いします!! (2017年12月27日 2時) (レス) id: ee13f4fe3f (このIDを非表示/違反報告)
akiaomama(プロフ) - はじめまして、こんにちは。いつも楽しみに読ませて頂いています。どうか龍友君を幸せにしてあげて下さい! (2017年12月26日 15時) (レス) id: 2fb66eb866 (このIDを非表示/違反報告)
ころりん(プロフ) - はじめまして!!龍友くんがいいです!! (2017年12月26日 7時) (レス) id: 383ffded74 (このIDを非表示/違反報告)
☆みるく☆(プロフ) - 初めまして☆この作品大好きです!!オチは龍友くんがぃぃです☆ 更新大変だと思いますが頑張ってください☆応援してます! (2017年12月26日 1時) (レス) id: 8fda3adf96 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 龍友くんでお願いします。いつも楽しみにしてます\(^o^)/ (2017年12月26日 0時) (レス) id: 63677159e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レオナ | 作成日時:2017年11月28日 23時

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