骨の髄まで愛してるって

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RYUTO SIDE





朝、起きたら、


スマホに数件のメッセージが届いとった。



先輩や後輩、友達からのハッピーバースデーメッセージ。



午前0時ぴったりに、メンバーからのライン。



その中を、必死こいてAちゃんからのラインを探すけど、



…届いてない。



おめでとうも、なんも、届いてない。



Aちゃんとのラインは昨日の夜、途切れたまま。




…っていうか、なに感傷してんねん。


ただの恋人ごっこやぞ、


僕が好きなだけで、Aちゃんは亜嵐くんのことが好きなんやから。



おめでとうラインが届いてないだけで、



こんなにも苦しむ必要はない。



でもスタジオの移動車に乗ってる時も、
スケジュールをマネージャーに確認されてる時も、



僕の浮かない顔は、



涼太に見透かされとった。



涼太「 ほんっと、龍友くん分かり易すぎっすよ 」笑


龍友「 …うるさいわ 」笑




自分でも、驚いとるんやで？



ライン一つで、こんなに苦しくなるもんなのか。


その答えは、



もう、恋だけじゃ説明がつかない。



僕が、“ 愛してしまった ”



証拠やった。






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