032* RYUTO SIDE ページ32
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RYUTO SIDE
涼太「 龍友くん、俺に嘘ついてますよね? 」
龍友「 …ごふっ、」
レコーディングがひと段落ついた、たった今。
涼太の唐突な問いに、僕は口に含んだ水を、吹き出しそうになった。
涼太「 ははっ、図星ですか?」笑
龍友「 っ、なわけあるか、僕はウソはつかへん 」
涼太「 んー、きっとAさん、とか。」
龍友「 あ、ありえへんなあ。」
涼太「 ほんっと、ウソ下手っすね。」笑
涼太とは、もうわからないくらい前から一緒に居るけど、
こいつに、僕のウソが通用したことがない。
僕が、ウソをつこうものなら、あの黒っろい笑みで笑って、
“ ウソですよね? ”
って、あの笑顔で微笑まれたら、嘘つけるヤツなんて、きっとおらんぞ。
涼太「 正直にいってくださいよ。俺は龍友くんの味方ですし。」
龍友「 …実はな、」
涼太「 はい、」
龍友「 僕とA、ほんとは付きおうてない。」
涼太「 えっ、」
龍友「 恋人ごっこやねん、僕たち 」
僕がそういえば、驚いたようなでも確信を得たような顔で涼太は、僕を見つめとった。
涼太「 やっぱり、」
龍友「 え、?」
涼太「 …おかしいと思ってた 」
龍友「 …涼太、しっとったんか?」
涼太「 ……… 」
なにも言わない、涼太。
そのまま俯いて、口籠ってしまった。
何度も、何度も涼太を問いただせば、気まずそうに、顔を上げて、涼太はポツポツと話し始めた。
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ちひろ(プロフ) - はじめまして!すごいワクワクしながらお話読まさせてもらってます!龍友でお願いします!! (2017年12月27日 2時) (レス) id: ee13f4fe3f (このIDを非表示/違反報告)
akiaomama(プロフ) - はじめまして、こんにちは。いつも楽しみに読ませて頂いています。どうか龍友君を幸せにしてあげて下さい! (2017年12月26日 15時) (レス) id: 2fb66eb866 (このIDを非表示/違反報告)
ころりん(プロフ) - はじめまして!!龍友くんがいいです!! (2017年12月26日 7時) (レス) id: 383ffded74 (このIDを非表示/違反報告)
☆みるく☆(プロフ) - 初めまして☆この作品大好きです!!オチは龍友くんがぃぃです☆ 更新大変だと思いますが頑張ってください☆応援してます! (2017年12月26日 1時) (レス) id: 8fda3adf96 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 龍友くんでお願いします。いつも楽しみにしてます\(^o^)/ (2017年12月26日 0時) (レス) id: 63677159e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レオナ | 作成日時:2017年11月28日 23時