32. 馬鹿ァ!! ページ34
.
『……宇髄さん、冨岡さんが言ったことは幻です。
私は誰の嫁でもありませんので。
炭治郎が勝手に言っているだけなので。』
「じゃあ、俺が訪ねた時に抱き合っていたのは何だ?」
いつもは無口なくせに、今日はよく喋る!!
首に手刀を喰らわせて、気絶させてやろうか!
何でそう、余計なことばかり言うんだ!!
冷静になって宇髄さんに説明していたのに、本当にこの人は…空気が読めない…。
宇髄さんは興奮しているようで、大きな口を横いっぱいに伸ばし、ニヤニヤニヤニヤしていた。
「まだまだ子供だと思っていたのに…やるなぁ。」
『違うんです、違うんです…!』
「ふーん?♪」
こういう時の宇髄さんは、誰よりも意地悪だ。
顔を真っ赤にして必死に否定している私の顔を、それはまた面白そうに覗き込んでくる。
「ちゃーんと、お祝いしてやるよ!」
「……俺も。」
『う、宇髄さんと冨岡さんの馬鹿ァ!!』
私の声が屋敷中に響いたらしく、他の柱のみんなが慌てて入ってきた。
顔を真っ赤にして怒っている私を見て、蜜璃ちゃんとしのぶちゃんが気にかけてくれた。
残りのみんなは、宇髄さんと冨岡さんに詰め寄られていた。
(私と炭治郎のことは言っていなかったのが、不幸中の幸い…。)
.
753人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むゆ。(プロフ) - 朔夜さん» お?← (2020年12月31日 20時) (レス) id: 38565869ab (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - Lunaさん» もう少しやから、待ってねぇ!笑 (2020年12月31日 19時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - むゆ。さん» きゃあ///(え? (2020年12月31日 19時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - シルバーウルフさん» まぁ、落ち着いて(はぁと (2020年12月31日 19時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 続編待ってます(はぁと) (2020年12月31日 17時) (レス) id: acb6885805 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔夜 | 作成日時:2020年12月26日 20時