20. 詰める ページ22
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「頭にくる。」
少しピリッとした低い声で呟いた。
炭治郎の朗らかな声とは真逆だった。
『え…何？』
突然、炭治郎に羽織の襟元をグッと掴まれ、首元の匂いを嗅がれた。
彼の鼻先が触れ、息がかかる。
その部分からじわじわ…と熱が広がる。
こんな近くで匂いを嗅がれたのは初めてだ。
炭治郎の鼻が利くのは知っている。
遠くからでも分かるはずなのに、こんな近くで嗅ぐ理由なんてあるのだろうか。
「……密着した人の匂いは、なかなか取れないんだ。
善逸の匂いより薄いけど、こびりついている。」
私の首元から顔を上げた炭治郎と目が合う。
何も悪いことはしていないはずなのに、全てを見透かされたような気になって、悪いことをしたんじゃないかって感覚に陥る。
「宇髄さんと、何があったんだ？」
『う、ずいさん…？』
「ああ、そうだ。
A自体に匂いがついている。」
��任務先まで送ってもらった(運ばれた)時のか…��と頭をよぎる。
でもそれは昨晩であって、その後に鬼とか山の中とか、色々な匂いがついているはず。
そのたくさんの匂いの中で宇髄さんの匂いが分かるなんて…。
『え…炭治郎…怖いんだけど…。』
思わず体を引いてしまうほどだ。
でも、引いたら詰めてくるのが炭治郎だ。
(引かなくても詰めるけど…。)
「もう一回聞くぞ。
宇髄さんと、何があったんだ？」
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むゆ。(プロフ) - 朔夜さん» お？← (2020年12月31日 20時) (
レス) id: 38565869ab (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - Lunaさん» もう少しやから、待ってねぇ！笑 (2020年12月31日 19時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - むゆ。さん» きゃあ///（え？ (2020年12月31日 19時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - シルバーウルフさん» まぁ、落ち着いて（はぁと (2020年12月31日 19時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 続編待ってます(はぁと) (2020年12月31日 17時) (レス) id: acb6885805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年12月26日 20時
