38.唇を落とす 〜無一郎side〜 ページ39
夜中、何だか急に目が覚めた。
隣に寝ているAに目をやると、規則正しい寝息を立てて、僕に背中を向けて寝ている。
起こさないように布団からゆっくりと這い出て、上から寝顔を覗き込んだ。
その無防備な寝顔が幼く見え、そのかわいさにドキッとした。
「襲うよー。」
冗談をポツリと呟き、人差し指で頰をぷにっと触った。
すると、一瞬だけ難しい顔をしたが、すぐに戻った。
(起きない…か。)
起きないことを確認し、左側の髪の毛を耳にかけ、Aの頰に唇を落とした。
「好きだよ、A。
だから早く、僕のこと好きになってね。」
Aの頭をそっと撫で、自分の布団に戻った。
少しの間、自分の体が熱かった。
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レイレイン - 10の兄って鬼じゃないですか? (2020年11月2日 20時) (レス) id: ab14d68c14 (このIDを非表示/違反報告)
学生の国のアリスw? - こうゆう人は、一言で十分ですよ。はい「天才。」でしょ? (2020年8月31日 18時) (レス) id: 31b1026da6 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - まりりのさん» え、ほんまですか!?嬉しいです( ; ; )頑張っちゃいます(はぁと (2020年5月3日 15時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かぼさん» やったぁぁぁぁ!更新頑張れますぅぅぅぅ!! (2020年5月3日 15時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
まりりの - この作品見てむいくんの好感度がめっちゃ上がりました!! 更新頑張ってください(はぁと)笑 (2020年5月3日 14時) (レス) id: 8143409358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年4月30日 17時