14.あーん ページ15
「はい、どうぞ。」
『ありがとう…ございます。』
思わず敬語になり、お粥の入った茶碗を受け取った。
食べようとスプーンですくったのだが、そこで私はピタッと止まった。
無一郎くんが、あぐらをかき、頬杖をついて、私のことをジッと見つめてきたのだ。
『あの…そんなに見られたら…食べれない…です。』
「気にしないで。」
(いや、気にするでしょ、普通!)
ニコニコと私を見ている無一郎くんを横目に、お粥を一口食べた。
うん、おいしい。
「あーん、してあげようか?」
お粥を吹き出すかと思った。
恥ずかしくなり顔を赤くすると、「嘘だよ。」と言われてしまった。
さすがにムッとなり、無一郎くんに背中を向けた。
年下に弄ばれている…。
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レイレイン - 10の兄って鬼じゃないですか? (2020年11月2日 20時) (レス) id: ab14d68c14 (このIDを非表示/違反報告)
学生の国のアリスw? - こうゆう人は、一言で十分ですよ。はい「天才。」でしょ? (2020年8月31日 18時) (レス) id: 31b1026da6 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - まりりのさん» え、ほんまですか!?嬉しいです( ; ; )頑張っちゃいます(はぁと (2020年5月3日 15時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かぼさん» やったぁぁぁぁ!更新頑張れますぅぅぅぅ!! (2020年5月3日 15時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
まりりの - この作品見てむいくんの好感度がめっちゃ上がりました!! 更新頑張ってください(はぁと)笑 (2020年5月3日 14時) (レス) id: 8143409358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年4月30日 17時