68.ダメ? 〜善逸side〜 ページ9
「……何か、その言い方は嫌だ。」
Aは眉をひそめ、オレンジジュースを一口飲んだ。
『な、何でぇ…?』
「だって、聞くのずるいよ…。
断りにくくしてるでしょ。」
『そんなことないし!!』
2回は勝手にした。
だから、3回目ちゃんと許可を取らないとって思った行動だったのに!!!
俺はAにグッと近づき、その勢いでAの手を握った。
『俺はしたいの!
勝手にはしちゃダメだって思ってるから!
……ダメ?』
甘えるように言うと、Aから甘酸っぱいような、むずむずするような音がした。
その音に心臓が高鳴る。
『ねぇ…ダメ…ですか?』
もう一度押してみる。
音がどんどん大きくなる。
それから、Aの顔もトマトみたいにどんどん赤くなる。
____かわいすぎて死にそう。
「……ダメ…じゃない…。」
『んんっ…!!』
尊さが溢れて、思わず声が漏れてしまった。
雷に打たれたみたいにうなだれているAの頬にそっと触れた。
ピクッと反応し、ギュウッと目を閉じている。
『かわいいねぇ…。』
悦に浸っている俺に、「うるさい。」と文句を言ってきたけど、それすら俺にとってはかわいい以外の何者でもない。
『A、好き。』
そう言い、Aの顎を持って顔を上げた。
相変わらず目は閉じている。
それにニヤつきそうになりながら、チュッとキスをした。
370人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りぬあ - ちょっと!あんたのせいでニヤニヤが止まらないんだけど!どうにかしてよねっ!/////////← (2020年11月22日 13時) (レス) id: 2b8e42d435 (このIDを非表示/違反報告)
花 - ((( ;゚Д゚))エッ!?続編!見なくては (2020年9月12日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 美桜さん» ありがとぉぉぉぉぉ!!嬉しい(ぶっちゅううう (2020年9月12日 21時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 晴空(はく)さん» 感情移入してくれて嬉しい(はぁと ちゅちゅちゅ!! (2020年9月12日 21時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 毎日読ませてもらってます!スッゴク楽しい、ドはまりしてます。続き楽しみにしてます!応援してます(^-^)お陰で推しが増えた… (2020年9月12日 21時) (レス) id: a2ac9ececf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔夜 | 作成日時:2020年9月5日 16時