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101.別れてください ページ42

手首を掴まれたことに驚き、引っ張られないように足に力を入れた。
動かない私に気付いた明里さんは、くるりと体をこちらに向けた。


『ここで話すことは無理なんですか?』


明里さんと目が合ったのでそう言った。
彼女の目がスゥッと細くなり、口角が上がった。
まるで、いたずらをする子供の顔のように…。


「じゃあ、単刀直入に言いますね。
私、善逸のことが好きです。
だから別れてください。」


明里さんの言葉に目を見開く。
嫌な予感が当たってしまった。
しかも、「別れてください。」って何?
何でそんなこと…。

黙っている私を他所に、明里さんは言葉を続けた。


「さっき、竈門くんと楽しく喋ってましたよね?
善逸と付き合っているのに、他の人に色目使ってましたよね?
…私なら、善逸と付き合っているのに、そんなことしない。」


グッ…と私の手首を掴む力が強まる。
骨が軋みそうなぐらい強く、正直痛い。

____明里さんの言っていることが理解できない。
炭治郎に色目を使っているなんて、ありもしないことを言っている。


『言っている意味が分からないです…。
炭治郎は友達ですから。』

「友達なのに呼び捨てするんですか?
善逸がかわいそう…。」


何で、明里さんが悲しそうな顔するのだろうか。
悲しいのは私だ。


『……私も善逸のことが好きなので、別れません。
手、放してください。』

「…は?
私の方が善逸のこと幸せにできるんですけど?」

『善逸が幸せかどうかは、善逸が決めっ…__


パチン!!

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , うなぎ   
作品ジャンル:恋愛
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りぬあ - ちょっと!あんたのせいでニヤニヤが止まらないんだけど!どうにかしてよねっ!/////////← (2020年11月22日 13時) (レス) id: 2b8e42d435 (このIDを非表示/違反報告)
- ((( ;゚Д゚))エッ!?続編!見なくては (2020年9月12日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 美桜さん» ありがとぉぉぉぉぉ!!嬉しい(ぶっちゅううう (2020年9月12日 21時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 晴空(はく)さん» 感情移入してくれて嬉しい(はぁと ちゅちゅちゅ!! (2020年9月12日 21時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 毎日読ませてもらってます!スッゴク楽しい、ドはまりしてます。続き楽しみにしてます!応援してます(^-^)お陰で推しが増えた… (2020年9月12日 21時) (レス) id: a2ac9ececf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年9月5日 16時

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