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98.嫌よ嫌よも好きのうち? ページ39

『ダメだってば!!』


私は両腕を伸ばし、善逸の顔をグニッと押した。
「何すんのさぁ!!」と怒るはずだったのに…。


「何すんの。」


怒りとは真逆の落ち着いた声でそう言い、私の手を取った。
そして、指先にチュッとキスをした。
そのせいで心臓がバクン!!と大きく跳ね、指先がジンジンとし始めた。


『それ、私のセリフなんですけど…。』

「そっかぁ。
んふふ、Aかわいいよぉ。」


私の今日の服装は休みということもあり、完全に部屋着。
バイトのお金で買った、念願のジェ○○○ピケ。
そのかわいいかわいい部屋着に、善逸の手が侵入してきた。


『ちょっ…待って…!』


思わず声を出して制止を試みた。
だがしかし、善逸の手は私の腰付近をさわさわしている。


「相変わらずほっそいねぇ…。
ちゃんと食べてる?」

『食べてるよ。
って、そんな問題じゃないでしょ…!
手、手!』

「だーかーらー、嫌な音させてって言ってるじゃん。」


つまり、口先で嫌だ嫌だと言っても、私の心はこの先の行為を全部受け入れているってこと?
嫌よ嫌よも好きのうちって?
まだ心の準備ができていないのに、私の音は素直すぎるって?


善逸の行為と私の音に心と体がついていけず、顔をくしゃくしゃにした。
そして、大人なのに子供みたいに泣き始めた。


『っも…バカァ…!
音だけで判断しないでよぉ…!』


両腕を顔の上でクロスさせ、顔全体を覆う。
善逸も私の急変に慌てたようで、何度も「ごめん!」と謝っていた。

結局、明里さんと何を話したのか聞くことができず仕舞いだった…。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , うなぎ   
作品ジャンル:恋愛
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りぬあ - ちょっと!あんたのせいでニヤニヤが止まらないんだけど!どうにかしてよねっ!/////////← (2020年11月22日 13時) (レス) id: 2b8e42d435 (このIDを非表示/違反報告)
- ((( ;゚Д゚))エッ!?続編!見なくては (2020年9月12日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 美桜さん» ありがとぉぉぉぉぉ!!嬉しい(ぶっちゅううう (2020年9月12日 21時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 晴空(はく)さん» 感情移入してくれて嬉しい(はぁと ちゅちゅちゅ!! (2020年9月12日 21時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 毎日読ませてもらってます!スッゴク楽しい、ドはまりしてます。続き楽しみにしてます!応援してます(^-^)お陰で推しが増えた… (2020年9月12日 21時) (レス) id: a2ac9ececf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年9月5日 16時

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