86.しちゃった ページ27
『ねぇっ。
ちょっと…善逸っ…。』
善逸は私の腕をグイグイと引っ張り、マンションの階段をテンポ良く上っていく。
私の階を過ぎ、善逸の部屋まで連れてこられた。
「早く入って。」
『えっ…えぇ…!?』
善逸はドアを開け、私を中に引っ張り込んだ。
すぐに鍵まで閉め、ドアにトン…と押さえ付けられた。
何をされるかは簡単に想像できた。
顔はうつむき、視線だけチラッと上げた。
善逸の熱を帯びた目が、私のことを見下ろしている。
『見な……んっ。』
善逸の唇が軽く触れた。
触れた部分がふわふわするというか、ジンジンするというか…。
いつもと違う感じがする。
「…しちゃった。」
善逸はいたずらっぽく笑い、親指で私の唇を撫でた。
『これぐらい、何回もしてるし…。』
「じゃあ、してないのしよ?」
再びうつむいた私の頬に手を添え、グイッと上を向かせてきた。
ぜっっっっったいに舌が入ってくると思ったので、口を一文字にキュッと結んだ。
「ねぇ、口開けてよぉ。」
残念そうに言う善逸に、小刻みに首を横に振った。
予想通り、やっぱり舌…__ペロッ
『っ…ちょっと…!』
何をされたかというと、犬みたいにいきなり唇を舐めてきたのだ。
それに体がビクンと跳ね、話すために唇を開いてしまった。
「あ。
ラッキー。」
ちゅるっ…
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りぬあ - ちょっと!あんたのせいでニヤニヤが止まらないんだけど!どうにかしてよねっ!/////////← (2020年11月22日 13時) (レス) id: 2b8e42d435 (このIDを非表示/違反報告)
花 - ((( ;゚Д゚))エッ!?続編!見なくては (2020年9月12日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 美桜さん» ありがとぉぉぉぉぉ!!嬉しい(ぶっちゅううう (2020年9月12日 21時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 晴空(はく)さん» 感情移入してくれて嬉しい(はぁと ちゅちゅちゅ!! (2020年9月12日 21時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 毎日読ませてもらってます!スッゴク楽しい、ドはまりしてます。続き楽しみにしてます!応援してます(^-^)お陰で推しが増えた… (2020年9月12日 21時) (レス) id: a2ac9ececf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年9月5日 16時