39.人生初 ページ40
「大丈夫？」
『だいじょばない。』
カフェのテラス席で、私はテーブルに突っ伏している。
なぜかというと、絶叫系アトラクションに乗りすぎたからだ。
嫌いではなく大好きなんだけど、三半規管がやられた…。
「飲み物買ってくるよ。
何がいい？」
『…ポカリ。』
そう伝えて、突っ伏したままリュックから財布を取り出そうとした。
財布の姿はまだ見えていないのに、「お金はいいよ。」と言われた。
顔を上げるとクシャッと頭を撫でられてしまった。
「待っててね。」
無一郎は椅子から立ち上がり、店内に入っていった。
私はその背中をボーッと眺めた。
女遊びもやめたし、やっぱり優しい。
でも、手を繋いでも、頭を撫でられてもときめきはしない。
やっぱり好きになんてなれない。
「お姉さん。」
というか、私の恋愛は高校生で止まっているから、��好き��がどういうものか忘れてしまいそう。
「お姉さんってば。」
ぽんっと肩に手を置かれ、考え事をしていた私は飛び上がった。
振り向くと、3人組の男の人がいた。
「やっとこっち見てくれた。」
「大丈夫？
酔った？」
「よかったら俺たちで何か買ってこよーか？」
『へ…？』
ふわふわとする頭で考えたのですが…これって…ナンパでございますか！？
人生初なんですけど！！
焦って3人の顔を順番に見ていると、真ん中の人が吹き出した。
「お姉さん、反応かわいいね。」
『はぁ…。』
適当に相槌を打ち、チラッと店内を見た。
無一郎はレジに並んでいて、こちらには気付いていない。
「ツレでもいんの？」
さっきの真ん中の人が、店内に視線を向けた私の隣の席に座り、肩に手を回してきた。
あー…無理。
『やめてください。』
その人に冷たく言い放ち、肩に回された手を掴んだ。
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優衣 - 無一郎の「俺の奥さん｣にやられた❗もうかっこよすぎるよ♥️ (5月8日 9時) (
レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
霞桜 - 無一郎推しです 最高ですね何回も読んでますお気に入りの１つです(*´꒳`*) (2022年5月4日 11時) (レス) @page47 id: f3badad1aa (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - プリ小説始めましたか？作者名「あめ」さんで『プレイボーイ』まで書いてますか？パクリかもしれないと思い報告させていただきました。同一人物だったらすみません… (2021年6月12日 21時) (レス) id: a8aae533dd (このIDを非表示/違反報告)
もろん - すっごくオモシロい！天才だ〜応援しています！！ (2021年6月8日 6時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - わたぬきくん。さん» 何回でも周回してぇえぇ！笑 (2020年8月22日 0時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年7月4日 19時
