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145.子供 〜炭治郎side〜 ページ9

Aの姿が見えなくなり、ずっと鳴っているスマホの画面を見た。
陽菜からではなく善逸だった。



「あ、炭治郎やっと出てくれた!!
クリスマスデートを邪魔してやろうと思って電話したんだよー!
Aちゃんとよろしくやってんのか!?
なぁ!!
え…炭治郎くーん?
何黙ってんのー?」



善逸の元気な声が頭に響いて痛い。
俺は全部話した。



「…は?
Aちゃんを放っておいて陽菜ちゃんのところに行ったの!?」



信じられないという声色だった。



「炭治郎、何やってんだよ!
…Aちゃんに甘えてどうすんだよ。」
『甘え…?』
「Aちゃんなら理解してくれるって思ったんだろ。
それが甘えだって言ってんの!
やましいことなんてないから、陽菜ちゃんのそばにいてやったんだろうけどさ…。
でも、陽菜ちゃんはどうなんだよ。
分かってんだろ。」



善逸の言葉が胸に突き刺さる。
どうすればいいのか分からない。



『善逸、俺…どうすればいいんだ。』
「俺だって分かんないよ!
もうこれ以上は炭治郎のこと責めないけどさ…。
うーん…大事なこと忘れないでよ。」



電話を切り、柵にもたれて、ずるずるとその場にしゃがみ込んだ。



目、合わせてくれなかった。
当然だ。
それだけのことをした。
イラつくことがイラつく。



『…子供だな…。』

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , とんでもねぇ   
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ともりん - ここでも言わせてください!!とーんーでもねー炭治郎だ!!!(((すいません (2020年8月7日 22時) (レス) id: 66f9aed7aa (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅の刃大好き - 続編もとってもおもしろかったです!あぁ、現実にいてほしいっっ!(笑)これからも頑張って下さい! (2020年7月3日 23時) (レス) id: 7db63c5bfe (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 続編読みました!面白かったです。これからもファイトです!! (2020年6月3日 20時) (レス) id: 1d8abed5fa (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 竈門夜蝶さん» 熱いキスやで(ぶっちゅうううう (2020年6月3日 20時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 如月 哀華さん» いええええええええいいいいいい!!! (2020年6月3日 20時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年5月29日 21時

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