掃き溜めの聖地に凛と立つ ページ5
『またもや一撃必殺！！！自身の3倍の体格の持ち主、ダリオ選手を壁にめり込ませたぁぁあ！！これにて200階クラス進出が決定致しました！！』
湧き上がる歓声。少女を支持する様に野次を飛ばす観客達。少女はそれを少しばかり煩わしく思いながらリングを後にした。
ここは格闘家の聖地、天空闘技場。師匠であるヒソカの居場所がわかった少女は時間を潰すため、そして修行を積むために天空闘技場に足を運んだ。しかし、
(拍子抜け、だな)
少女は退屈していた。1階から200階クラスに上がるまでの間、自身の特殊な能力…念能力は使わないと自分でルールを決めていたが、如何せん縛りが甘かったようである。
只の少女と舐めて掛かってくる屈強な男達の顔面に蹴りを入れ、向かう人向かう人を壁にめり込ませていった。
目でも瞑るべきだったか、あるいは耳栓でもしておくべきだったか、要らぬ後悔が少女の中にしこりを残していた。
200階到達者に与えられる専用の個室の扉を開け、荷物をソファに投げ自身はそのままベッドにダイブする少女。それと同時にテレビ画面に文字が映し出された
『次回対決日1月12日』
なんとなしに登録した対戦にもイマイチ気分が乗らない。200階クラスといえど、パッと見た限りでは少女にとって物の数ではないのだ。
少女はむくりと起き上がりシャワールームへと足を運ぶ。
…師匠がハンター試験に行ってから10日が経った。いつも近くには師匠が居たから、今の私には何かが足りない様な気分になる。
(…いやいやいや、)
我ながら弱気な事を考えてしまった。少女はそんな考えを振り払うように熱めのシャワーを一気に冷水に変える。
キンとした冷たさが少女の
手早くシャワーを済ませベッドに腰掛ける少女。このまま寝ようかと考えたがそんな気分にはなれなかった。
目が冴えて眠れない少女は、火照った身体を冷ます様に夜の街へとくりだす。
対戦まで残り2日
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かぴばら2(プロフ) - キースさん» 結構量あるのに…！！ありがとうございます！これからもご期待に添えられるように精進します！！ (2020年12月27日 0時) (
レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
キース - あえてこちらにコメントさせて貰いました！かぴばらさんが更新されているところまで読ませていただきました！とっってもタイプです！ずっと応援してます！頑張れ！(￣▽￣)ゞ (2020年12月25日 23時) (レス) id: 7e1a44873b (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら2(プロフ) - キースさん» キャラも世界観も話の内容もめちゃくちゃ良いですよね！！あの作品は人生のバイブルです…。応援ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2020年12月25日 22時) (レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
キース - 気付いて下さった......!実は私も大好きな漫画なんですよ( ﾉ^ω^)ﾉ応援してますよ~!! (2020年12月24日 18時) (レス) id: 7e1a44873b (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら2(プロフ) - キースさん» コメント今気付きました！遅れて申し訳ないです！ば、バレてしまいましたね…！私の人生にモロ影響与えた漫画なので使わせてぇなと思ったのが3年前です…。ぶっちゃけまずいと思った時には後に引けなくなってしまいました…ﾄﾎﾎ (2020年12月23日 19時) (レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴばら x他1人 | 作成日時：2018年5月5日 0時
