愛しいキミを置いて ページ1
キングサイズのベッドに横たわる裸体の女
少女はその女を一瞥してから目を閉じ手を合わせた
「…もうちょっと綺麗に殺してあげても良かったんじゃないですか？」
横たわる女の全身は黒く濁った赤に塗れていた。死ぬ前はそれなりの美女であった筈が、今では瞳孔が開ききり口からはだらしなく舌が垂れている。
「何故死体を綺麗にしておく必要があるの？」
服を着る赤い髪の男は物足りない様な顔をして言った。 その様子を見て少女は何か言いたげな顔をする。
「…行為までしておいてよくもまあ…」
「彼女にとって行為はなんら特別なもので無かった筈さ。ボクにとってもそれは同じ♧」
「本来は子供を作る為の神聖な行為の筈なんですけどね。」
「それは、まあ、随分と、古風だね？」
「馬鹿にしてんの丸わかりですよ。」
不貞腐れる少女に男は喉を鳴らして笑う。
ピエロの様な容姿に、ほとばしる色気と粘り気を混ぜた様なオーラ。趣味が強者との命をかけた戦闘。そして息をするように人を殺める。それが少女の師であった。
頭のイカれた人だと思う。何故この人に着いていくのだろうと自分で疑問に思ったのは一度や二度ではない。
「じゃ、ソレの後始末頼むよ♤」
「…ハイ」
それももう考えるだけ無駄だと悟ったのは随分昔の話だ。
少女は『能力』を発動する
少女の影がむわんと伸び始めると、たちまち牙の様な物が生えた。 影はむしゃむしゃと裸体の女を飲み込んでゆく。十秒後、そこには血痕しか残っていない。
「さて、行こうか♧」
その多量の血痕を気に止める事無く、男は当たり前のように部屋の扉をガチャリと開ける。
(あーあ ここのホテルの人可哀想)
後後この一室が『いわく付き』の部屋として語られるであろう未来が見えた少女は少し呆れたようにため息をこぼした
次の日、男は少女の元から姿を消した。
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かぴばら2(プロフ) - キースさん» 結構量あるのに…！！ありがとうございます！これからもご期待に添えられるように精進します！！ (2020年12月27日 0時) (
レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
キース - あえてこちらにコメントさせて貰いました！かぴばらさんが更新されているところまで読ませていただきました！とっってもタイプです！ずっと応援してます！頑張れ！(￣▽￣)ゞ (2020年12月25日 23時) (レス) id: 7e1a44873b (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら2(プロフ) - キースさん» キャラも世界観も話の内容もめちゃくちゃ良いですよね！！あの作品は人生のバイブルです…。応援ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2020年12月25日 22時) (レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
キース - 気付いて下さった......!実は私も大好きな漫画なんですよ( ﾉ^ω^)ﾉ応援してますよ~!! (2020年12月24日 18時) (レス) id: 7e1a44873b (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら2(プロフ) - キースさん» コメント今気付きました！遅れて申し訳ないです！ば、バレてしまいましたね…！私の人生にモロ影響与えた漫画なので使わせてぇなと思ったのが3年前です…。ぶっちゃけまずいと思った時には後に引けなくなってしまいました…ﾄﾎﾎ (2020年12月23日 19時) (レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴばら x他1人 | 作成日時：2018年5月5日 0時
