落ちる ページ7
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一瞬で、落ちた。
稲妻が落ちるように、
恋に落ちてしまった。
流星「……A？」
うちがあまりにもボケ〜ッとしてるから心配になったのか、流星が話しかけて来たが、その時のうちの耳にはその声も入らないほど、魅了されていた。
A「……濱田先輩…………。」
そう、視線の先は濱田先輩。
でもうちが知っとる優しくてニコニコ明るい先輩やなくて、
静かで、無表情だが目には強い意志を感じる。
バスケをしとる先輩は、そんな感じやった。
休憩の時間に先輩が近づいてきて話しかけてくれた。
濱田「ほんまに来てくれたんや！ありがとう〜」
ニコニコのいつもの先輩や。
A「えっと…はい…」
でも緊張して目を合わせられへん。
流星「俺は入らへんけど、こいつの付き添いで来ました。」
濱田「え〜入ってや〜。」
うちが上手く話せずにおるうちに休憩は終わり、先輩は帰っていった。
流星「おかしいで、お前。」
A「なんか急に緊張してもうて……」
先輩の方を見ると、可愛いマネージャーの先輩と仲良く話していた。
ええなぁ、あんなに話せて。
A「やっぱマネージャーやろかな……」
不純な動機だが、少しでも先輩の近くに居りたい、その気持ちの方が大きくなっていた。
流星「……やめた方がええよ。」
A「なんで……？」
うちの不純な動機がバレたんか？
流星「………あの二人、付き合うとるらしいで？」
A「今なんて………………？」
流星「あの可愛いマネの先輩と、濱田先輩、付き合うとるんやて。」
嘘や。
A「ほんまに言うてる…………？」
流星「バスケ部のやつが言うとった。」
恋に落ちて、数分で失恋するとは………………
濱田先輩への恋心を抱きながら、あの二人を毎日見なあかんのは、しんどすぎる。
A「マネージャー、やらんとこ……」
流星「…お前も単純やな。」
芽生えたばかりの恋心は、大きくなる前に摘み取って、捨てる。
でもその捨てたはずの恋心は、気づいた時にはもう心を侵食し、
手遅れになっていた。
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一波(プロフ) - ほんまに全てが美しいお話やなって短編映画を観ているみたいでした(^^)出逢えてよかったです!これからもずっとずっと大好きです!応援してます(^^)お話楽しみにしてますね! (2017年10月30日 10時) (携帯から) (
レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 切ないもののが美しいんですよね､皮肉なことに笑多分､このお話は一生忘れへんと思います(^^)題名の紫陽花も濱ちゃん流星のんちゃんのみんなの色が入っていて､季節も梅雨で｡ (2017年10月30日 10時) (携帯から) (レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - happyやない訳で…なんや恋って両想いって奇跡なんやなぁと思いました｡私が10年以上前に読んだ今も大好きで大切なお話にもこのお話と少し似たものがあって､それを思い出しました(´・ω・｀)happyendよりも切ない終わり方のがずっと心に残るし (2017年10月30日 10時) (携帯から) (レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - のんちゃんのから来ましたぁ(T∧T)もう､ﾔﾊﾞいっす!朝から切ないぃー(T∩T)濱ちゃんとくっついてhappyendがいいって思ったしそうなるんやろうなぁーって思ってて…でも､濱ちゃんとくっついても流星と花ちゃん先輩にとっては (2017年10月30日 10時) (携帯から) (レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
メメ(プロフ) - ひまぽんさん» コメントありがとうございます！遅くなり申し訳ありません…！皆さんの期待を裏切る形になってしまったらどうしようかと思っていたので、素敵な話だと言って頂いて本当に嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます（ ; ; ） (2017年4月7日 14時) (レス) id: db9b5e37ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メメ | 作成日時：2016年12月3日 0時
