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「なんかナナセちゃんといると不思議な気分になるなあ。よかったらまた話しませんか?」
ん……?
また話す……とは?
「あ〜ごめんなさい。急にこんなこと言ってしまって」
「あ、いえいえいえ!そうじゃなくて、びっくりしちゃって。私とまた話してくれるなんて思ってもいなくて」
「そういうことか。よかった、嫌われてなくて笑」
「嫌うなんて絶対にありえないです、本当に。あのぜひまたお話したいです…」
「じゃあLINE交換しませんか?」
「はい、もちろんです…」
こんなこと夢じゃないかと思いながら、
彼とLINEを交換して家に帰る。
無邪気に手を振りながら また なんて声を掛けてくれる彼をぽつんと見送って私も歩き出す。
「今の……夢…?」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ただいま」
遠くからおかえりという声が聞こえる。
「ねぇ、ひな。頬っぺ抓って」
「…は?帰ってくるなり抓ってって何笑」
「いいからとりあえずよろしく……った。めちゃくちゃ痛いじゃん。夢じゃないのかこれ」
「何言ってんのこの子は笑
とりあえず靴脱いで手洗って来な」
やっぱり夢ではないらしい。
現実……?これが…?
昨日の今日でしかも朝という事もあって頭がぼやぼやする。
とぼとぼと家に上がって、スマホを開くとさっきやり取りしたばかりのスタンプが2つ。
ベットに座ってぼーっとしてるとひなちゃんが隣に腰かける。
「どうした?」
「いや、うん。さっき神様に会って。」
「あぁ、藤井風?」
「うん。で、またお話しましょうって。LINE交換しちゃった」
「え?マジ?やったじゃん。あんた大ファンじゃん」
いつもは彼の呼び捨てに過剰反応して注意する私が今日はさすがに気に留めてる余裕もなかった。
「あ、スマホ。通知来たよ。もしかしてAの神様?」
スマホを覗くと、ひなちゃんが言う通り 彼からのLINEだった。
私が返信しようとするとぐいっと覗きに来るひなちゃん。
「うわ、本当だ……とんだラッキーガールだねA」
はぁ…………
どうしよう。
ニヤけが止まりません。
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桐山。(プロフ) - 更新待ってます!!! (1月1日 19時) (レス) @page4 id: 1329049a69 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 久しぶりにログインしたら更新されてる〜!!!最高すぎ😭ありがとうございます😭😭 (11月8日 17時) (レス) @page10 id: 8d0124120f (このIDを非表示/違反報告)
おみは - 風さんの夢小説全然無いからめっちゃ嬉しい😭😭 (10月22日 1時) (レス) id: c9ba8b0d1e (このIDを非表示/違反報告)
タナカ(プロフ) - 気が向いた時にふっと書くのでゆっくり待って頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです泣 (7月8日 1時) (レス) id: 9ea0cf573d (このIDを非表示/違反報告)
凌 - ア、ア、久しぶりに拝見しにきたら続きが…ありがとうございます… (5月13日 12時) (レス) @page9 id: f6503e93a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タナカ | 作成日時:2021年6月30日 21時