Tobacco

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めちゃめちゃに気持ち悪い。




トイレの通路で体育座りしてる飲み会にひとりは出現する奴になってしまったけど、羞恥心とかもう何も感じないくらいには酩酊してます。




こんなになる事ないのに、
何か今日はいつもと違う。



風の吹き方がいつもと違う。



あ、ねえやばい。



人生最大にやばい。



語彙力。





｢あの、いや、大丈夫ですか？｣




あなたがそばに居るから大丈夫じゃないです。


良かった顔に出ないタイプで。



風様のご登場。
本当に優しいんだなあ、
何も知らない人にまで手貸してくれるなんて本当に神様の様な人だな。





｢大丈夫｣





タメ口きいてしまった。
駄目だ死にたい。






｢水、持ってきましょうか？｣





｢大丈夫｣





｢大丈夫じゃないじゃろ｣





｢ごめん、頼みます｣




｢はい頼まれました｣





なんて綺麗な目なんだろう。
吸い込まれそう。
もうこの人拝めただけで逝ってもいいかも。





ていうか今憧れの人に水持ってこさせてるよな私。
最低最悪だ。





少し時間が経って、
彼が戻ってくると自分のグラスと水の入ったグラスを渡してくれた。






｢ありがとう｣




｢とんでもない。
大丈夫ですか？｣




｢大丈夫です



あ、ヤバいかも｣




｢おっ…と｣





いや、もう本当にごめんなさい。
憧れの人の前で
しかも
彼のグラスに吐くとは思わなかった。
あ〜〜消えたい。
塵となって消えたい、、、、、







｢大丈夫じゃなかろう｣





｢本当にすみません｣





｢大丈夫大丈夫｣





ああああ
背中ぽんぽんは駄目だって神様。



それ無意識なんですか？
いやいやいやいや、駄目だ。



頭がバグって何も言えない。
嬉しいと恥ずかしいと申し訳ない気持ちがごっちゃごちゃになって何も言えない。






｢風？
お〜〜…取り込み中？｣




助けてください、ずっずさん。
いや 何彼のマネージャーの登場に安心してるんだ。





｢ふざけてないで助けてワイルドマネージャー｣



｢はいはい笑｣



｢本当 すみません……｣



｢大丈夫大丈夫。
水でも飲んでて？｣



｢私やります、
ごめんなさい｣



｢いいよいいよ、おじさんに任せて笑｣





この後めでたくひなちゃんが迎えに来てくれて、
介抱されたのでした。


全然めでたくないよ。



あ〜申し訳ない本当に。
ごめんなさい。

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