第14話 一蓮托生 ページ14
「いやー、広いなー。」
「こーいうのは東京ドーム何個分かで
表すんだよな。」
「何個分なんだ?」
「さぁ?」
「そっかー。
…ってか、東京ドームって何だ?」
「お前知らねーの?
東京のドームだよ」
いつの間にか、かなり暗くなっている。
多分夜だろう。故にカラフルな光が綺麗だ。
「まずはあれ、観覧車乗ろうぜ。」
「えー、観覧車は最後だろー。」
「まずは敵地を知らなければならぬ故。」
「ただ乗りたいだけだろ。」
「認める」
「まぁ、さっきの言い訳も一理あるけど」
「まぁ乗ろうぜ。」
「そーいや作者って、この前まで
『言い訳』を『良い訳』だと思ってたん
だってよ。」
「あーそー」
「許可が出たー♡」
「やったなー、桃太郎殿」
「まー、別にいいけどね。」
「どーでもいい」
「わー、高ーい。」
「結局アイツらは来ねーのかよ…」
「天然っつーかなんつーか…」
「頭がおかしい」
「分かるー!」
「なぁ、ちえあき」
「呼んだか」
「オレって、人間か?」
「おー、唐突!」
「オレは、桃から生まれるわ、魔力も無いわ、
色々と変だよなー、と思いまして」
「ちえあきはどー思う?」
「…俺は長い間この世界にいるけどな、
人間が人間という存在かを確認する
必要があるよーな事は、1度も無かったぞ」
「へー。」
「…で、けっきょくオレって人間なの?」
「分かってねーじゃんか」
てくてくてく…
「いやー、キレーだったなー。」
「町がゴミの様だった」
「ゴミじゃなくて豆な。」
「ゴミといえば、松村たちどこ行った?」
「ゴミじゃなくてクズな。」
「…あ、あっちで声がする」
「やかましいヤツがいそーだな」
「ライジング松村とかゆーヤツが」
「…ん?何してんだ、アイツら。」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くらっしゃー原 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/875a532b441/
作成日時:2019年4月19日 23時