・緊急集合 ページ10
将吾side
酷く荒れて泣いている華音の背中を撫でているとみんなが上から抱きついてきた。
華音「うぅっ(泣)暖かいよ(泣)」
洸人「もう兄妹だけで溜め込むな。」
柾哉「12人で分けたら負担は12分の1。立ち向かう力は12倍。みんなで分けよ?」
涙華「私もいるし。13分の1で13倍だし。」
ガチャ
「俺らも頼ってくれたら24分の1で24倍」
『え!?』
迅「まめ様!本当に来てくれたんですね!」
そこにはJO1さんがいた。普通なら不法侵入。
瑠姫「姫はいつまで泣いてるの?」
みんなが離れた。
華音「やだ(泣)」
『あ。見下ろしたらダメです。座って目線を合わせてください。』
碧海「いつまで被ってるん?顔見せてや。」
『それも脱がせちゃダメです。相当嫌われて半年は口聞いてくれませんよ。』
蓮「蓮くんのお膝おいで!」
涙華「将吾から引き離すと大泣きしますよ?」
その後も泣き止まなくて、いつの間にか泣き疲れてそのまま寝ていた。
涙華「寝ちゃったね。」
柾哉「あのさ。2人って付き合ってた?」
『んなわけ。華音が居なかったら口も聞いてないし仲良くなってない。』
涙華「そうそう。」
『全部、華音のため。』
涙華「あれだね。華音ちゃんは将吾の娘として生まれてくるべきだったんだよ。」
洸人「そうかもな。」
華音「んん。にいに?」
『起きた?』
華音「コクン」
『ブランケット取っていい?』
華音「まだ。」
『なんで?』
華音「モヤモヤしてるから。」
『学校のことなら気にしないで。夏休み明けには転校するから。』
華音「コクン」
『取るよ?』
華音「やだ。ここ寒い。」
あ。人口密度が高くて冷房温度下げたんだ。低体温の華音は寒いよね。
一成「顔だけ出して〜」
ピョコッ!
華音「やっぱ寒い。」
景瑚「可愛い〜」
祥生「一緒に踊るともっと可愛いから!」
汐恩「マウントとられた。」
涙華「みんなお昼ご飯何にする?」
洸人「ピザでも頼む?」
華音「華音、チーズ食べれない。」
『華音はハンバーグか野菜炒めにする?』
華音「コクン」
理人「アレルギー?」
『卵は大丈夫なんだけど牛乳とかチーズとか魚はいいんだけど海老とか蟹とかイカもアレルギー』
匠海「メモっとこ。」
全員が華音のことを詳しく知ってくれた。
華音「おてて、いつ治る?」
『靭帯損傷してるからまだかな〜』
華音「ふ〜ん。」
みんなに食べさせてもらってたww
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作者名:玲 | 作成日時:2021年7月28日 21時