ＩＮＩは１２人！ (ページ9)

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緊急集合ページ9

涙華side

ギリギリ？

将吾「デビュー決まって親からのプレッシャーが凄いのと前の事務所の上層部からの悪口があってボロボロなんだよ。」

『なんで……前の事務所まで？』

将吾「色々なんだよ。華音にも。」

『なにそれ……なんで教えてくれないの？』

将吾「これは華音と家族の問題なんだ。」

華音「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん(泣)」

『ちゃんとみんなにも話して！メンバーなんでしょ？家族と一緒じゃん！ねぇ！』

将吾「分かった。全員集めといて。」

華音「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん(泣)やだ(泣)もういや！(泣)今まで放ったらかしてたのに(泣)今になって母親面しないで！(泣)」

走って将吾は部屋に入った。

将吾「華音。落ち着いて。もう電話しないで。迷惑なんだよ。そのプレッシャーが！」

華音「もういや！(泣)カッターどこ？(泣)」

将吾「ダメって言ったでしょ？」

華音「じゃあどうしたらいいの！(泣)もう分かんない！(泣)華音は血が流れてない痛みも感じないお人形さんなの！？(泣)ねぇ！(泣)」

将吾「華音は人間でしょ！？何言ってんだよ！(泣)」

華音「だって(泣)」

みんなに連絡して来てもらった。

柾哉「２人は？」

『今は荒れてるからリビングに居て。』

みんなをリビングに案内した。

将吾「暖かい？」

華音「ｺｸﾝ(泣)」

将吾「痛みだけじゃない。この暖かみを感じるなら華音は血の流れてる人間だよ。」

華音「うぅっ(泣)」

『みんな来てるよ。』

声しか聞こえてなかったけど覗いてみると華音ちゃんは頭からブランケットを被っている。

将吾「無理しなくてもそのままでいいからね。ちゃんとみんなに自分の気持ち言えるよね？」

華音「やだ(泣)」

将吾「みんなは大丈夫だから。」

そのまま華音ちゃんを抱っこして将吾はリビングに向かった。

洸人「あちゃ。」

威尊「のん？」

華音「や(泣)」

将吾「ゆっくりでいいから。」

華音「パパも……ママも……前の……事務所の……人も……同じ……クラスの……人も……先生も……みんな……華音のこと……嫌い(泣)華音も……その人たち……嫌い(泣)でも(泣)西くん……柾哉くん……にいに……フェンくん……大夢くん……京介くん……匠海くん……威尊くん……雄大くん……理人くん……迅くん……涙華ちゃんは……好き(泣)あとじいじとばあばも(泣)」

豊凡「んふふ。」

私は我慢出来なくて将吾ごと華音に抱きついた。