ＩＮＩは１２人！ (ページ8)

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登校拒否ページ8

涙華side

今日、華音ちゃんは学校。他のメンバーはダンス練習で今日１日の全員のマネージメントを私１人に任された。

将吾「涙華～水買ってきて～」

『はいはい。みんなもいる？』

「「「いる！」」」

『買ってくるね～』

今は8時10分。さっき華音ちゃんを学校まで送って戻ってきた。授業が始まるのは9時くらいからだったと思う。

水を買って戻ると将吾は電話していた。

将吾「はい。はい。すぐ行きます。失礼します。」

『どうしたの？』

将吾「行くぞ。学校」

『は？』

将吾「保健室からで教室に行きたくないって」

『分かった。みんなは練習してて！』

「「「はーい！」」」

すぐに車に乗って学校に向かった。

車を停めて保健室に向かうとちっちゃくなってる華音ちゃんが待っていた。

将吾「華音？」

華音「……！(泣)」

将吾「なんで泣いてんの？どうした？」

華音「もうヤダ(泣)」

泣いてしまった華音ちゃんは将吾の着ていたパーカーのチャックを開けて潜り込んだ。小さい頃からの癖だ。

将吾「もう帰ろっか。」

華音「ｺｸﾝ」

将吾「何があったか言える？」

華音「華音の頑張り無駄だって(泣)みんな華音なんて応援してくれなくなるって(泣)そのうちみんなに捨てられるんだって(泣)」

『誰がそんな事言ったの？』

華音「クラスのみんなと先生(泣)」

将吾「とりあえず帰ろっか。涙華、荷物持ってきてもらってもいいかな？そのまま行くから」

『分かった。』

保健室の先生に伝えて帰った。

次の日の朝も学校に送るために迎えに行った。

華音「行かない。行きたくない。」

『でもお勉強しなきゃ』

華音「やだ。」

『きっと楽しいよ？』

華音「楽しくない。苦しくなる。」

将吾「涙華。無理に行かせなくていいから。」

『でも！』

将吾「お前はあくまでもマネージャー！華音の家族じゃない！華音に関しては俺が判断する。だから無理に行かせようとするな。華音、ちょっとお部屋に行っといて。」

華音「やだ。」

将吾「すぐに戻ってくるから。ジャスティスと一緒に待ってて？離れていかないから。」

華音「ｺｸﾝ」

渋々だったけど華音ちゃんは部屋に戻った。

将吾「もうすぐ夏休みだし夏休み明けから転校させようと思ってる。」

『え？』

将吾「もうだめなんだよ。精神的に。」

『どういうこと？』

将吾「ギリギリだってこと。」