関ジュが住んでる恋のシェアハウス，覗いてみる？２

また・・・ ページ28

風雅side

優人「ママの声，いつ治る？」
優飛「お兄ちゃん，ママも頑張ってるんやから言わないの。」
優利「ママ，気にしなくていいからね！」
やっぱり母親がこの声は嫌やよね。
流星「優人，ちょっと来なさい。」
優人「なに？」
流星「風雅，散歩でもして来て？」
『うん。そうする。』
久しぶりに1人になりたいって思った。


流星side

『優人，ママが声の事で頑張ってるのは知ってるよね？』
優人「うん。」
『なかなか治らなくて苦しんでるのも分かってる？』
優人「うん。」
『ならなんであんな事を言うの？』
優人「だってママが赤ちゃんと声の事ばっかりで遊んでくれないもん。」
『しゃあないやろ？』
優人「ヤダ！遊んでくれないなら赤ちゃん居なくなればいいのに！」
パチン！
『いい加減にしなさい！』
大吾「流星…」
『なんで簡単に居なくなればいいなんて言えるん？赤ちゃんは優人の妹やで？』
優人「妹なんて要らん！優利も優飛も要らん！パパとママの子供は僕だけでいい！」
『いい加減にして。優人はしばらくパパとママと離れて生活しようか。』
優人「ヤダ！」
『家族を大切に出来ない子はこの家に居れません！』
話をしていると風雅から電話が来た。
『もしもし？どうした？』
風雅『流星，ごめん。また…(小声)』
『また？』
風雅『傷つけちゃった。(小声)』
『今どこ？』
風雅『教えへん。しばらくは帰らへんから。(小声)』
どういう事？探さな！
大吾「どうしたん？」
『風雅がしばらくは帰らへんって。探してくる！』
優飛「僕も行く！」


風雅side

龍太「なんでこんなに深く切るかな？消毒して包帯巻いとくな。」
『ありがとう。(小声)』
龍太「ビックリしたわ！ドライブしてたら手首から血を流してる風雅が歩いてるんやもん。」
歩いてたら龍太くんが居て，今は龍太くんの家にいる。
『実は優人に言われたねん。「ママの声，いつ治る？」って。それでこんな母親は嫌なんやろうなって(小声)そう思ったら胸が締め付けられて，それで，それで(泣)』
龍太「もうええよ。しばらく泊まっるか？」
『え？(小声)』
龍太「赤ちゃんの為にも」
『ええの？(小声)』
龍太「家族みたいなもんやろ？」
『龍太くん，結婚式来てないから伝えてなかったけど赤ちゃん，女の子やねん。(小声)』
龍太「結婚式行きたかったぁ！」
『仕事やから仕方ないやん(小声)』
龍太「流星に電話しときなよ。」
ちゃんと流星に電話した。居場所は伝えなかったけど…
両親には居場所も伝えた。

どこに居るん？→←○真の出産の時…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す