アナスイ「200ml飲め」 ページ32
♡✕200記念ですッ
ディ・モールトGrazie!
アニメ登場記念。カッコ良かった〜〜〜!!
●
「……君の名前は?」
「………アンタは…露出狂、ッスかね…?」
「…名前は、と聞いたんだが?」
「
苛ついてるのを感じ取ったんでスライディング土下座。
ピンク色の髪にトゲトゲが付いた帽子。網の服に足跡なんて変態にしか見えないのは私だけじゃあないだろう。まあ、顔立ちは……うん。モデル並みに良い。毎度のことながら整っているのに代わりはない。うざ。滅んでしまえ。
「今日は良い日でした。貴方と会うまでは」
「…で、どうやって出るんだ?」
「あれだよ」
嫌味たっぷりに言ったが涼しい顔でスルー。
短気だったらブチギレても良いほどだと思ったのだが解せぬ。…まあ、仲間割れしても命令遂行が難しくなるだけなのだが。ただでさえコイツ、なんか嫌いなタイプだし。
ってか最近のお題、恋愛じみていない気がする。
そのほうが有り難いし遂行しやすいし、もうこのまま恋愛要素一切無しで貫き通して欲しい。
無表情で色々考えていたら、男が紙をペラっと剥がして見せつけてきた。
「…………飲め、と書いてある」
「圧倒的デジャヴッッ」
「何を飲むんだ?」
…フラグ立てたのに気づいてなかった。しにたい。
この部屋だ。ただジュースを飲めだとか、そんな生易しいものじゃあないだろう。………まあ、何だ…前の出来事があったもんで、毒だとは考えづらい。……毒のほうが良かったとか思ってしまう。あの冷静なジョルノさんが積極的に押し倒してくるとか……ね? …………あ゛あ゛あ゛ッ゛。
「…これ、か? ……なんか、毒々しいな…」
「うわ濃い………」
「200mlらしい。♡記念……よく分からないが、とりあえず飲むか」
飲むしかない、という感じの彼。
それはそうなのだが、ある程度の覚悟は必要だ。
小さな台に置いてあったのは、透明のコップ。それに注がれていたのは、ピンク…なんて、可愛らしい色じゃあない。赤黒く、グロテスクで絶対に体内に入れたくないタイプの液体だった。少し傾けてみてもドロっとしていて、とてもだが良い飲み物ではないだろう。
「……俺が飲もう」
「えっ?」
「…女性に飲ませるわけにはいかないだろう?」
わーイケメソ。
▶
「毒味! 毒味!」
「そのコール止めてくれないか」
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結兎亜(プロフ) - 初コメ失礼します!リクエストで、ジョニィの…軽めに、「ハグしないと出られない部屋」、お願いしますっ! (2022年12月4日 18時) (レス) id: 7bda5675bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 天才羨ましい、、そっか···神ってマジでいるんだ··· (2022年12月4日 15時) (レス) @page41 id: 7a9a52b587 (このIDを非表示/違反報告)
スズメ(プロフ) - 作者さんの短編とても面白いです(((o(*゚▽゚*)o)))作者さんのほかの小説が読んでみたくて。処刑少女と××という小説を読んでみたいのですが、もしよろしければパスワードを教えて頂けませんか。 (2022年11月26日 10時) (レス) id: e3bb4f0ab3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイキ(プロフ) - 更新お疲れ様です!いつも楽しく読ませてもらってます!あと腐の短編集めちゃくちゃ読みたいです… (2022年11月21日 6時) (レス) @page39 id: 0694030e7d (このIDを非表示/違反報告)
森(プロフ) - うおおお!?めっちゃ面白いです!!単純明快大ピンチ…な、なんか頭に電柱が駆け巡るんですが… (2022年10月24日 21時) (レス) @page30 id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりこく x他2人 | 作成日時:2022年9月11日 10時