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20話 ページ21

炭治郎「急に何するんだ!」


?「お前の方こそ何をしている」


炭治郎「何って、鍛錬を.......」


?「いつまで地面に尻をついている。構えもせずに」


お兄ちゃんはさっと立ち上がり少し刀を構える。


?「さあかかってこい」


炭治郎「でも.....君は木刀で、俺は真剣だ」


お兄ちゃんが戸惑いを露わにして呟いた。






?「ハハハハハ!!ふははは!」


狐の面の少年はいきなり笑いだした。


何に笑ってるのよ…。変な人ね。


?「心の底から安心しろ。俺はお前より強い!
岩を斬ってるからな!!」


少年は笑い終えるといきなりお兄ちゃんに斬りかかった。


木刀だから斬りかかるっていう表現は相応しくないかもしれないけど……。


?「お前はなにも身につけていない、何も自分のものにしていない!特に、鱗滝さんに習った呼吸法、"全集中の呼吸"」


この子は鱗滝さんの事を知ってる…?
もしかしてこの子も鱗滝さんの教え子?


?「お前は知識としてそれを覚えただけだ。お前の体は何もわかっていない。お前の血肉に叩き込め!
もっと、もっと、もっと!!
鱗滝さんが教えてくれた全ての極意を決して忘れることなど無いように!!」


炭治郎「やってる!毎日やってる!!必死で!
でも全然駄目なんだ、前にっ.......進めない!これ以上!」


?「進め!!男なら!男に生まれたなら、進む以外の道などない!!
かかって来い!お前の力を見せてみろ!」


炭治郎「ああああ!!」



彼の振るう木刀の先端がお兄ちゃんの顎に当たり、
お兄ちゃんは気絶したようだった。


A「あ、貴方は誰なの?」


立ち去ろうとする少年に声をかけた。


彼の剣技は美しかった。


精度が高く一撃の重さが私達とはまるで違う。


見惚れるほどに流麗な剣技が私を虜にした。


?「俺は錆兎だ」


A「錆兎君…私にも稽古をつけてほしい」


錆兎「……真菰に教えてもらえ。
お前は兄と違って呼吸をもう身につけている。」


A「えっ………?呼吸を身につけてる?真菰?」


沢山の情報を一度に処理出来ず、
間抜けな声が出てしまった。


?「錆兎、後は私に任せて」


唐突に頭上から少し舌足らずな声が聞こえた。


上を見上げると一人の少女が岩の上に腰掛けていた。


いつの間に……。


この子が真菰さんだろうか?


真菰「私が真菰。よろしくねA」


A「よろしくね」


真菰は可愛らしい笑顔の子だった。

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愛っち(プロフ) - さなえさん» ありがとうございます‼️とても嬉しいです〜✨✨これからも更新頑張ってください😆 (2023年3月10日 20時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - 双子妹のイラストを描きました✨是非みてください‼️掲載したい時は、(やり方)画像マークを押す→みんなの素材をクリック→新着の順番にクリックすると、画像が出て来ます。イラストは題名付きで載ってますので、どうぞ見てくださいね😉 (2023年3月6日 22時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - 読んでみて、とてもいい作品ですね。お気に入り登録しましたので、これからも更新頑張ってくださいね✨応援してます〜‼️ (2023年3月6日 19時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さなえ | 作成日時:2023年2月11日 22時

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