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溢れ出る涙を止めることはもう出来ない
電気も付けずにベッドの前に座り込む
声を押し殺すために手に取った枕からは理佐の匂いがして更に涙腺を緩める
理佐のばか
今までくれた「好き」も「愛してる」も愛を確かめ合う行為も全部全部嘘だったのかな
キスの後タクシーに乗ってホテル行ってたらどうする、、??
それとも相手の家??
もうなんだか笑えてきた
好きなのって私だけなんだ
あんなシーンを見てもやっぱり理佐が好きで、理佐が一番な私はおかしいのかもしれない
だけど理佐の1番じゃないのはいやだ
なんてわがままな女なんだろう
さっきのひかるが言った
『理佐さんって安心安全って感じするなあ』
そんなセリフがふと思い浮かんだ
ひかるさっきの訂正、
理佐は安心安全じゃないよ
もうちょっとお店を出る時間を送らせて、もうちょっと駅までゆっくり歩いて、もうちょっとひかると話していればきっと今頃2人でこのベッドで何事も無かったように寝てるんだろうな
あれから何分経ったんだろう
コンコン
理佐「A入るね」
ドアの向こうから声をかけられた
理佐「さっきはごめん言い方もっと考えればよかった
あのさ、Aのこと好きだからさ、守りたくて「嘘つき」嘘じゃないよ」
「嘘だよ!!私以外にもそうやって安心させてるんでしょ、、」
理佐「A以外になんて誰もいないよ」
「いるじゃん!!」
理佐「いないよ。さっきもAそう言ってたけど、ほんとにいないよ」
「いたもん、、」
理佐「?ねえ、私なんか不安にさせることしちゃった??」
「したよっ、」
理佐「ごめん、言って欲しい」
なんて言うべきか、それとも言わないべきか
理佐「A」
そんな優しい声で私の名前呼ばないで
「っ、キス、してた」
理佐「ぇ、、、?」
思い当たる節があるみたい
もうここまで言ってしまえば私の口は止まらない
「っ、あの人のとこいけばいいじゃん!」
理佐「……見た、、??」
「見たよ!!!理佐ってさ、そういう人だったんだね、」
理佐「違う!!違うの、!!!」
今までにないくらい焦ってる理佐
「もういいって、」
理佐「違う、違うのA、それは誤解だよ、あのねA聞いて、」
「ううん、聞きたくない」
私は両耳を手で隠した
理佐「お願いっ、A、聞いてっ、」
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こう - 山下瞳月ちゃんとのお話がみたいです。夢主は3期生でお願いします (3月16日 17時) (レス) id: 1df55b4cf2 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - こんばんは。この小説が好きでいつも読ませてもらってます!リクエストなんですが、村山美羽ちゃんとの甘々なお話が読みたいです! (1月2日 1時) (レス) id: b05a1258a4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 始まって、メンバーがいつ⁈いつからなの⁈とザワザワして収集がつかなくなるオチだと良いなと思います。 (6月3日 20時) (レス) id: a02426ab2b (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 関西弁の続きで、夢主が写真集をとって、そこさくで澤部さんが写真集をいやらしい目で見てそれを夢主が恥ずかしがってるのを見て夏鈴ちゃんがそんな目で夢主の写真集見ないでくださいと止める話が読みたいです!そこでゆいぽんから二人とも付き合ってるの?と (6月3日 20時) (レス) id: a02426ab2b (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 意思の続きが読みたいです! (2023年1月9日 16時) (レス) @page36 id: 0f8eadd16f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おれんじじゅーす | 作成日時:2021年10月29日 22時