坂道 短編集 part3

エイプリルフール 小林由依 ページ20

あなた 櫻坂2期生
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あなたside

楽屋でエイプリルフールのネタを考えているといい所に唯衣ちゃん！


「うーん、」


武元「どしたん？」


「今日エイプリルフールだから小林さんになんか仕掛けたくて」


武元「ぽんさんかぁ、あ！いいの知ってるよ〜？」


ってことで今唯衣ちゃんに教えて貰ったドッキリを彼女である小林さんに仕掛けていきます！


ソファに座っている小林さん
1人の時を見計らって声をかける


「小林さん、」


小林「んー？」


「お話があります」


一瞬目が泳いだ小林さん

だけどちょっとだけニヤッとした

え、バレてる？


小林「外行く？」


「ここで大丈夫です」


小林「そっか、じゃあ横座りな」


「ありがとうございます」



あ、皆さん。私は今後の関係にヒビを入れるような嘘はつきませんのでご安心を。


「あの」


小林「うん」


「あの、私」


小林「うん」


「好きな人が出来ました、」


小林「…」


「あの、写真見てください」


用意してた小林さんの写真を見せてドッキリ大成功！！

のはずが、



小林「ごめん、私も、好きな人いる」


「はい、？」


小林「いつ言おっか迷ってたんだけど、ほんとごめん」


「え？」


どういうこと、？


「ほんと、ですか？」


小林「うん、だからちょっととりあえず写真見て欲しい」


スマホを差し出される

見たくないけどチラッと画面を見ると


「えっ、？」


そこには画面いっぱいに私の寝顔が映っていた


にひひと笑う小林さん


「ぇ」


小林「私の好きな人はAだよ

Aの好きな人は？教えてほしいな」


「小林さんです、」


用意してた小林さんの写真を差し出す


小林「んふふ、良かった」


「気づいてたんですか、？」


小林「まあね笑

エイプリルフールだからなんか仕掛けて来るかなあって思ってたから私もし返そって考えてたらまさかの一緒だったね」


逆ドッキリされた悔しさと、用意していたドッキリが同じだった喜びと、好きな人は私っていう安心感からなぜか涙が溢れてきた



小林「ええ、泣かないで、騙してごめんね？」


ぎゅっと優しく小林さんに抱きしめられる


安心する小林さんの匂いがさらに私の涙腺を緩める


小林「そんなに？ごめんて笑」


「違くて、嬉しくなっちゃいました、」


小林「そっちか良かった良かった笑」


「小林さんっ、」


小林「いいよ家みたいに呼び捨てとタメで」


「ゆい、すきっ」


小林「私はAの事大好き」


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あ、キスしちゃった 渡邉理佐→←先生 渡邉理佐 ※苗字変換必要です！

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