ファーストキス ページ31
今日はキスシーン撮影当日です。
主人公からヒロインにキスをして、周りの人たちから祝福されるシーン。
『これは仕事、これは仕事、仕事、仕事、...。』
スタンバイ中、”仕事だから”と自分に言い聞かせる。
桃｢Aちゃん、何一人でぶつぶつ言うてんの？｣
『っあ、何でもない、何でもない！気にしないで(笑)』
桃｢え〜、そう言われたら気になるやん(笑)｣
『ほんと、何でもないから(笑)』
桃｢そう？｣
『うん！今日も撮影頑張ろうね！』
桃｢あ！そうや、言い忘れとった！｣
『なに？』
のんちゃんが近づいてきて、私の耳元でコソッと
”今日のキスシーン、フリやからね？”
『っえ？』
桃｢だーかーら、実際にはせんよってこと！さっき監督から言われてん。」
『あっ、そうなの？』
なんだ、フリか！
てっきり本当にするんやと思ってた...。
よかった〜、ほっと一安心すると
桃｢Aちゃん、顔に出すぎ(笑)そんなに安心されると、ちょっと傷つくやん(笑)｣
『え、うそ、、』
桃｢あーあー、のんちゃん傷ついた〜！｣
『い、いや、別に嫌だったとかそういうことじゃなくって、』
桃｢じゃなくって？｣
『そ、そのー、えっと...。』
周りの人に聞かれたくなかったから、のんちゃんに手招きして
内緒話をするように手を自分の口元へもっていくと
のんちゃんも察してくれて”ん？”と言いながら、少ししゃがんでくれた。
『したことなくて(ｺｿｯ)』
桃｢なにを？｣
『...キス(ｺｿｯ)』
桃｢えっ！！！｣
『ちょ、しー！！』
周りの視線が一気に集まる。
桃｢あ、すんません、突然Aちゃんがゴキブリのおもちゃ出すから、びっくりしてもうて！｣
赤｢何してんねん(笑)｣
『あはは〜、すみません。こんなにびっくりすると思わなくて、(笑)』
監｢ははっ(笑)仲いいね〜。もうすぐテストするから準備しててね〜｣
『｢はい！｣』
あ〜もう、内心ビクビクした！
のんちゃんを見ると、”ごめん！”と両手を合わせて謝っている。
はぁ〜、気持ち切り替えて準備しよっ。
無事にテストも終わりいよいよ本番。
出演者はもちろん、スタッフの人たちもさっきまでとは違い、現場に緊張感が走る。
監｢本番、よーい、はい！｣
桃｢好きだよ。｣
『私も好き。』
そーっとのんちゃんの顔が近づいてくる。
目をつぶったその時、
”チュッ”
続く
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亜由 - 2人とも照れてその様子をお兄ちゃん組は見守っててシゲとのんちゃんが騒いでるお話を書いてもらえませか？ (2022年7月1日 23時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - こんばんは。小説読みました。京セラドームで皆がMC中にサプライズで主夢が神ちゃんの誕生日をお祝いする楽屋で主夢が神ちゃんにお手紙を読んで皆でケーキを食べてたら神ちゃんが主夢にケーキをあーんして食べさせたり食べさせあったりしてる (2022年7月1日 23時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎(ﾏﾙ) | 作成日時：2021年11月27日 21時
