ある人,弓をならう【d!】 (ページ5)

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矢を五本持つページ5

”しんぺい神様の所へ行かなきゃならないんだった!”

『すみません!しんぺい神様の所へ行ってまいります!』

shp「了解っす」

ci「皆にも言っとく!」

”チーノ様ぎこちないんだよなぁ”

『では!』

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

sn「入っていいよ」

『失礼します』

sn「お茶会始めよっか」

『ぇ…?でも,もう一人いるんじゃ?』

sn「遅れるってさ,どうぞ」

はぁ?まぁそうだけど

『いただきます!美味しッｽﾔｰ』

sn「睡眠薬,効いてよかった」
「これで出てこれるでしょ?」

『…えぇ』

sn「君は…死んだわけじゃないよ」

『…違う!私は確かにあの戦争で死んだはずなのよ!』

私は死んだはずよ

sn「今はまだ信じられないかもしれないけど聞いて」

ぺ神は真剣ね

『まぁ,話だけなら』

sn「まず君は現実世界で植物人間化してる」
「それだけだったらいいんだけど,毎日魘されてるね」

『それが?』

sn「だから俺は君の夢に入った」
「君に取り憑いているものを探しに」

『私には何も取り憑いてないわ!変なこと言わないでよ!』

sn「エーミール・リグレット
シャオロン・マッドネス
オスマン・ストレイ」

『?』

sn「君に協力した人間の名前」

『なにに協力したのよ』

sn「いつかわかるよ」

『ぇ』

そんな曖昧じゃ

sn「エーミールは後悔してずっとあの世とこの世を彷徨ってる」
「シャオロンは狂気に満ちて今もその行為を一般の人にしてる」
「オスマンは人の道から外れてシャオロンに協力してる」
「君は,全ての人間を壊してる」

『ぇ…?嘘よ…私のした行動は正しかった筈』

sn「君のせいで全ての人類が怯えてる」
「なのに君は呑気に眠ってる」
「俺は君を許せない」

”神として”

その言葉がしんぺい神の口から出てきて私の心臓を抉る

血が出てきたかのような感覚

気持ち悪い

sn「その思いを皆,抱いてるんだよ」
「君は皆と同じ道は歩めない」

「…俺はお前をどん底に落とす」

『何のことかよくわからないけど,この世界の主役は私よ．絶対に壊させやしない』

sn「この世界でも…お前を地獄に落としてやるからな,ファントム」

『私はファントムなんかじゃ』

sn「理解しないならもういいよ」
「じゃあね」

そうして

暗転