ジョングク恋愛応援隊

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あの時のキスはジョングクが酔ってたから


TH「A」


覚えてるのは私だけなんだからなかったことにすればいいし、ジョングクと気まずくなる必要なんてまったくない。


TH「Aちゃん」

「…お？」


ぼーっとしちゃってた。


TH「今日口数少ない。せっかく俺とお昼ご飯なのに」

「ごめんごめん」

TH「んあ、苦しい」

「やーしっかり。午後も仕事あるじゃん」


首元を締め付けられるのが嫌いなテヒョンのシャツが乱れていく。ネクタイもゆるゆるだし。

テヒョンがしっかりスーツ着てるのがかっこよくて初めはきゃっきゃしてたけどやっぱ見慣れるもんだな。


TH「なんかあった？」

「いや、」


あった、けどあれは記憶から消すから。

ジョングクとのキス、テヒョナに話したら大騒ぎして大変なことになる。

ジョングクまで伝わって、勝手に気まずくなって私と話せなくなるのが目に見えてる。ジョングクはそういう子。

それに私、やんなきゃ


「ねえ、テヒョナ」

TH「ん？」

「合コンしようよ」

TH「えっ」


A！って目をキラキラさせてるけどテヒョンのためじゃないから。この女たらしめ。


「可愛い子連れてくるから」

TH「A！様！」

「あんたのためじゃないっつーの」

TH「えー」

「勝手に女寄ってくるじゃんあんたは」


顔、顔だけイケてるからキムテヒョン。私も顔だけは認める。


「グギのためよ」

TH「えー」

「あんたはグギに上手く言って連れてきて。初めっから合コンって言っても来ない子でしょ」

TH「そうかも」

「ジミナもちゃんと連れてきてね。私は可愛い女の子用意しておくから」

TH「ンフフ可愛いおにゃの子」


ジョングクのためということをまだ分かっていないようだからテーブルの下で足を蹴ると丁度すねに当たったみたいで涙目になるテヒョン。


TH「ヌ、ヌナァ」

「気持ち悪いヌナって言うな」

TH「ヌナ看病して…まじで痛い」

「私の可愛い後輩あんたが狙うんじゃないよ。あんたは拾ってくださいってダンボールの中で待ってればセレブが寄ってくれるような子なの」

TH「めちゃくちゃ褒められてる」


はあ、とりあえず


「グギに上手く言っておいて」

TH「分かったよもう〜グギのことになると本当暑苦しいんだから」

「そりゃあ、」


ジョングクには幸せになってほしいから。

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