ジョングク恋愛応援隊

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「夢だ」


意識がはっきりとして夢だと確信した。

心臓のバクバクが止まらなくて、体を起こすといつもと変わらない私の部屋。

当然だけど隣にジョングクはいない。


「ありえない」


私って本当ありえない。変態なの？なんで、なんでそんなジョングクとの夢。

スマホで時間を確認すると、アラームが鳴るまでまだ時間がある。

そのまま眠りにつくことも出来なくてカトクを開くと、ジョングクとのトークが一番上にきてる。2という通知の知らせも。

ありえない夢のせいでトークを開くのに少し戸惑うけど、大丈夫、ただの夢じゃんあんなの。


チョンジョングク俺元気になったからヌナとデート行く

チョンジョングクヒョンたちには言わないで。特にテヒョニヒョン。邪魔されたくない


デ、デート？さっきのは夢で、これは何？現実？


「……」


ていうか、私さっきから体がだるい気がする。ほっぺに手を当てるといつもの体温よりすごく熱い。

まさか…？

そこのタンスに体温計があったはず。ベットから降りると頭が少しがくらっとした。

なんかまずい気がする。


「…やっぱり」


38度もある。絶対あれだ、そう、あれ。

ジョングクとキスしたから、だからうつってしまったんだって、嫌でもあの時の光景を思い出してしまう。

しばらくボーッとしてると携帯が鳴った。本当この状況はなんなのか。

夢を見て、デートに誘われて、電話がきて、これが全部夢ではないことは分かってるけど。


「もしもし？」


でも全部無視することはできない。

私も好きだからジョングクのこと。


JK「ヌナ、Aヌナ」


私の可愛い弟。


「グギ？どうしたの？」

JK「カトクに既読ついたのに返事こなかったから電話した。あと暇だし」

「赤ちゃんは寝る時間ですよ」

JK「赤ちゃんって言わないで」


ふふ、ってなっちゃう。可愛いから。


JK「ヌナ」

「ん？」

JK「俺とデートしてくれる？」

「っ、」


ジョングクだって男だから、こうやって言葉で言われると恥ずかしいな。


「行く、けど」


断る理由なんてなくて、むしろ嬉しい自分がいる。デートって楽しい、じゃん。


JK「けど？」

「熱でちゃった、はは」

JK「あ…俺のせい、か」

「っうん」


キスのこと意識しちゃう。しばらく気まずい空気になっちゃったから多分ジョングクも意識してる。

私とジョングクの関係が少しづつ変わってる気がする。

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