ジョングク恋愛応援隊

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ヌナが好きなんです俺

ジョングクの気持ちを知ってしまったあの日から少しだけ時間が経って、もちろん後輩たちにはお騒がせしてごめんねとすぐに謝った。


「ジミナと連絡続いてるの？」


秘密ですと顔が緩んじゃうのを隠せてないのを誤魔化そうとコーヒーを運ぶけどばればれ。

あの時の私の謝罪にこの子は、びっくりしちゃったけどジミンさんのカトクゲットできたのでチャラですと嬉しそうに笑っていた。

私の後輩ちゃん、本当いい子。

でもAさん、と後輩は少し言いづらそうに口を開く。


「ん？」


この子は初め、ジョングクのことが気になってたみたい。口を開かないジョングクがクールでかっこいい、って。

でもこの子の目に映るジョングクは


「……っ」


知ってる。知ってしまったからこんなにも申し訳ない。

他の人にもばれちゃうくらいジョングクは私のこと、


「ひどいね私って」


え？ごめんなさいそんなんじゃないんですと、この子は否定してくれるけど、私って本当ひどいの。

ジョングクの気持ちなんてひとつも知らず、ジョングクのためなら、って自分だけはしゃいでた。

傷つけた、かもジョングクのこと。かも、って違う。傷つけたに違いないのに私はずっと、ごめんなさいと言えてない。


「えっ…あ、ごめん」


気づけば後輩にずっと呼ばれてたみたい。

そして、後輩の言葉に私は


「できるかな、そんなの」


自信がなかった。

ジョングクの気持ちに決着をつけてあげるなんて。でも後輩、この子の目は本気で言ってるから。

この子にこんなこと言われなかったら、私はジョングクの気持ちにずっと気づかないふりをしてたと思う。


「…でも、」


私はジョングクを傷つけてばかりなのに

ジョングクと本気でぶつかってしまったらどうせまた.....だってジョングクは可愛い弟だから。

可愛い弟だし、決着をつけて今の関係が崩れるのが怖いし、傷つけたくないし、でもジョングクの気持ちを知ってしまったからには、って頭がこんがらがっちゃうけど

でもじゃないですA先輩、と目の前のこの子は真っ直ぐ私を捉えた。

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