漆黒と純白【黄橙赤】 (ページ9)

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今日もまた女を抱いてしまった。

女を抱くといつも後悔するのはわかってるのに、猿が一回自慰を覚えると死ぬまでし続けるように快感と誘惑には勝てないみたいで、快感だけで行動してしまう俺はやっぱり猿なのかも知れない。

でもなぜか俺の下で甘い声を出しているのが女なのがこの上なく気持ちが悪い。

なんか抱いているときに心というか頭の中にさっきのポプラの枝男の子がちらついて離れない。

なんなんだろうか、あの男の子。

とても妖艶な雰囲気も兼ね備えているくせに、そのくせにイケメンっていうか可愛いし、雰囲気は大人になりたいけどなりきてれていない様で。

今日の女の子はあんまし可愛くないけどとてもいい子。

純情だし、笑顔はとても素敵なんだけどやっぱり彼の顔を重ねてしまってあぁデジャブ。

こうやって彼とこの女の子の狭間にいるような雰囲気が好きで酔いしれているだけなのか、それとも本当に好きなのか、好きだったとしたらそれはどこの部分にどういう風に好きなのか。

彼はただ単に行為をする目的の友達になってしいそうな雰囲気がするんだけど、というより彼の独特な雰囲気に惚れていたのかも知れない。

だけど正式な恋人を作らない式の俺はどっちにしろどうでもいいんだけどね

23才って遊び盛りでしょ？

ほら、まだまだ遊ばなきゃ