漆黒と純白【黄橙赤】 (ページ7)

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彼の艶やかな肌には赤い薔薇の花が似合うと思って駅前の花屋で一本だけ薔薇の花を買って帰った。

そしたら予想通りとまではいかないけれど喜んでキスを強請ってきてあぁ、可愛い。

可愛いなって思うんだけど一方でやけに素直なのが気がかりだし、違えばそれはそれでなんでもっと喜ばないのか気になってなんか申し訳ないんだけどとりあえずまた嫉妬心が爆発してしまうんだ。

大理石の濃い黒い浴槽に花びらを一枚一枚ちぎって並べる。当然不思議そうに俺のことを見ているんだけれども、反対にせっかく俺にくれた薔薇をちぎってしまうんだって思ってるような顔してて。

正直胸が痛くないといえば嘘になったんだけど、とりあえず可愛い俺のペットに普段なら絶対に見せない笑顔を見せる。

アンクル・ウォルターを買ってきた俺の表情を見て少し怪しんでいたんだけど。

まぁ、長年一緒にいるせいか予想は的中でうん、君が喜ぶことをするよ今から。

でもそんなことを忘れさせるかのように笑顔になれば向こうも少し嬉しそうな顔をして

それが少し可愛いと思ってしまうのは故意なのか過失なのか、恋なのか。

「すばるくん、一緒にお風呂入らへん？」

嬉しそうに首肯く君は純情で可愛い

ほら早く服脱いで