漆黒と純白【黄橙赤】 (ページ16)

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いつものように、まぁ、普通ってことやねんけど、すばるくんは帰りが遅い。

帰りが遅い=浮気っていう考え方は昭和なんかな？

結構現代的な考えの人間だと思ってたから結構ショックな訳で。

でもこんなものでショックを紛らわしている人としてどうかと思うものが沢山あるわけで。

でも、そんなん関係ないくらいに今目の前にいないすばるくんが恋しくて。
彼が異常なのか、俺が正常なのか。
分からないけれどとりあえず今の俺は普通ではない。

彼がいなければ俺は壊れてしまうのに、何故彼はそれを分かった上で俺の元へ帰ってきては猫にようにツンデレに甘えてくる。

やっぱりいくら酷いことをしても愛しているわけだから甘えられるとかわいいわけで。

許してるつもりもないんだけど、どうしても彼には最近甘くなる。

別に浮気を許してるつもりは無いんやけどな。

｢りょぉー、なぁ、すばな、きょー疲れてん。
膝かしてぇや。｣

ほら、こんな風に甘えられたら。

もうなにも出来ない。

｢なんで疲れたん？｣

｢ん～、まるがな～｣

｢まる？｣

、、、、

寝たか、、、。

まるって、浮気相手かな？

楽しかったんやろか。

前まではずっとすばるくんは僕のものだったけど。

今はそうじゃないから。

だから優しくしていしまうのかも知れない。