【第五人格】箱に閉じ込められた... (ページ5)

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白無常(通常衣装)の場合ページ5

くすぐったくて目が覚める。

目の前には初手傘ワープ判定可笑しい白無常の謝必安がいた。

白無常さんが私を壁ドンするような感じで窮屈だ。

あまり手が動かせないことから足で白無常さんの爪楊枝のような足を蹴る。

「ん～范無咎...今起きます～」

さわさわと私の体のあちこちを触る白無常さん寝惚けてる...。
あまり身体を触られるのはやめて頂きたい。

『白無常さーん！！起きてください！私は黒無常さんではありません！！』

エルフ耳の傍でまぁまぁでかい声で起こす

「...ん...范無...咎...じゃ...ない...Aさん？」

『やっと起きましたか？』

「あの...私、何でここに？」

『私も分かりません。私もさっき目覚めました。』

私よりも高い身長は隣に並ぶと更に信憑性を増す

「...あれ？」

『どうしましたか？』

「傘がありません。黒無常と交代しようと思ったのに...」

『大切な物？』

「えぇ。それは勿論。」

困りました...と少し下を向き落ち込んでいる彼は酷く幼く感じた。

『白無常さん、箱の中から出たら私も探しますよ。落ち込まないでください。』

「Aさん...えぇそうですよね。なら尚更ここからでなきゃですね。」

ニコリと微笑む白無常さん

「サバイバーの方とあまり話をしていなかったのでなんだか新鮮です。」

『話さないの？』

「私も范無咎も話す相手はお互いだったので、特に范無咎は...」

『なら、今私とお喋りしようよ。』

「話すって...どうすればいいのでしょうか？」

『趣味とか...特技...なんでもいいんですよ』

「そうですね...前に協力狩りをしている時にリッパーさんと最後の一人に優しくしたんですよ。」

私と目線を逸らさないで目元を少し緩ませる。

「その時のサバイバーはAさんでしたね。よく范無咎と話しますよ。」

そういえばそういう時もあったなぁと物思いにふける

『私の話題で何話したんですか？』

「そうですねェ...初手ワープの時、初手チェイスの時に見せるあの泣きそうな顔に笑いそうになると話しましたね」

『え...そんなに見られていたんですね...お恥ずかしいです...』

「Aさんと話すととても時間が早くすぎます。」

『そうですか？...白無常さんにお願いしたいことがあってその髪の毛のやり方今度教えてください！』

「えぇいいですよ。それに、謝必安でいいですよ。」

髪の毛を一房掬い口付けをする謝必安

数分後マーサの信号銃により箱は壊されたのであった