【第五人格】箱に閉じ込められた... (ページ1)

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リッパー(通常衣装)の場合ページ1

窮屈な気がして目を覚ますと目の前に無機質なお面を取り付けたいつものリッパーがいた。

お面の目と思わしき所は瞬き1つもしない。

(寝てるのな？)

この状況はどうすればいいのだろうか。
リッパーの上に馬乗りしている体制だからどうも密着してしまう。

「へぁ...ちょっと！ここは何処ですか！Aさん！？えぇ！？ちょ...！？」

当初は紳士とか言われてた彼であったが今のこの状況を見ればここには紳士などいない。

『リッパー...あの私もこの状況理解ができないの...役に立てなくてすみません』

「困ったことになりましたね...私は別にこの状況寧ろ美味ではありますが」

『変なとこに触らないでください変態紳士』

「へ...変態紳士とは！Aさん...」

『何罵られて喜んでるんですか。』

何分か沈黙が続いてしまって箱が開く様子がないので徐に上の方を持ち上げてみようとする。

『...やっぱピクリともしませんね。

っとわ...！！』

「Aさん！？」

バランスを崩してしまいリッパーの上にもっと密着してしまった。

「す...すみません。利き手で受け止めようとしてしまい...危うく貴方に怪我をおわしてしまうところでした」

右手で私の腰を優しく支えているリッパー。

リッパーの利き手であろう左手には刃がついておりその手で私を受け止めようとしてくれたらしい。

『いえ...リッパーありがとう...ご...ざいます。』

恥ずかしくなりリッパーのウエストと大きな比較がある胸板に額を押し付けた。

「Aさん！？...怖がらせてしまいましたか？」

『ゲームで何回もやられてまーす。十分に怖い思いしてマース。』

リッパーは紳士な笑みで右手を私の唇に触れるとその右手を今度は自分の唇...というかお面の口に当たる部分に押し付けた。

一瞬にして顔が赤くなる私に対しリッパーはふふふと笑いシルクハットを直していた。

「確かに...ずっと一緒にいたいですね」

『...そうですね。』

数時間後ジョーカーの推進器により壊されて見つかり大事に至った。