【第五人格】箱に閉じ込められた... (ページ7)

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写真家(通常衣装)の場合ページ7

ジョゼフ、ここの館に来た当初はイケメンと評され。チェイスをしなくてもよく、ゲーム遅延に加え誰もが頭を抱えた。

(その写真家_ジョゼフが私の上で寝ている)

髪の毛は絹のようにしなやかでキメ細やか

それはまつ毛も同様だ。

肌も白くて...この形態に陥っているって事は写真世界の中なのかな？

頬に触れると滑るように弧を描く

「そんなに僕の顔を見てどうかしたのかい？」

ターコイズブルーの瞳が開くとそれはガラスの鏡のように私の焦っている顔を写し出してくれる。

『い...いつから起きて...』

「んー。Aさんから熱い視線を感じたくらいからかな。」

『最初からじゃないですか！』

「楽しくなっちゃって」

口に手を当てて小鳥のさえずりのように笑うジョゼフ

「それにしてもこの状況興味深いね」

『その様子だとジョゼフさんもこの状況を理解していないんですね』

コクリと頷くジョゼフ

「サーベル当たらないかい？」

『？えぇ、大丈夫ですよ。』

「良かった。貴方のような可憐な女性の体には傷1つも付けられないからね」

ニコリと微笑むジョゼフ

...

彼の業界ではこれが普通なのだろうか。

『言っていて恥ずかしくないのですか？』

気になって質問してみる

「無いね。結構この世を堪能しているけれどそのような感情を感じたことは一切無いよ。」

『...つかぬ事をお聞きしますが今おいくつですか？』

この世を堪能しているということはまぁまぁな年齢だという事だ。

「そうだねもう60は過ぎたはずだよ」

『でも、こんなに美しいですよ？』

このプロポーションでは軽く20代と見ていいだろう

「これは昔の姿だからね。普段はあの姿だから」

あの姿というのは顔面にヒビが割れた白黒の姿の事だろう

白黒の姿でも美しいと思うけれどなぁ

「そうだ、今度お茶でもしないかい？君とお話してみたかったんだよね。君みたいな可憐な子とお茶ができたら自慢出来ると思うんだよね。」

私の方があなたとお茶したら自慢になると思うんだけど...

出かけそうになった言葉を再び飲み込む

『えぇ、いいですよ。』

「良かった。」

またニコりと微笑むこれでいくらの女性を落としてきたのだろう。

ジョゼフは箱の内側をコンコンとノックする出られる算段でも練っているのだろう
私も体を動かす

「危ないよ」

『わっ！』

軽く頭を支えられる

「Aさんは面白い方だ」

睫毛に口付けをされた。

数秒後美知子の刹那で箱は壊されたのであった