ばくごーくんは可愛い！！ (ページ9)

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可愛い…9【50人突破記念】ページ9

ある朝、担任の相澤先生が子供を一緒に連れて入ってきた。

「せんせー！その子どうしたんですか？」

「もしかして先生の隠し子…！」

その一言を誰かが言うと一気にざわめき立つ

「違う。こいつは花緑だ」

『花緑Aです！小学一年生です！よろしくおねがいします！』

「「「えぇぇぇ！！！？」」」

相澤先生が言うにはAが朝早くから走っていたら急に小さくなったとの事。
原因は分からないそう

そんな事がある今、Aは皆に可愛がられてた

「かわいい～！！」

「Aちゃんってこんな時から可愛いのか！」

「ほっぺふわふわ～…！！」

『んにゅ…ちゃこねぇちゃんとはんたにぃちゃもかわいよ！』

「ん"ん"！！ありがとー！！」

「俺も可愛いのかよ。おーい爆豪！こっち来いよ！」

"爆豪"
その言葉に反応したAはそっちを向く

『か、か…』

「か…？」

かを繰り返し言うAに疑問を持つ

『かつきくん…！！』

「「「え、えぇぇぇ！！！」」」

本日二度目の叫びである

「え、か、かっちゃんを知ってるの？」

緑谷が代表して聞く

『うん！かつきくんは、私のヒーローなの！』

ねぇかつきくん！もうヒーローになった？と爆豪の方に走って聞く。

それに爆豪は返す

「あ"？まだなれてねぇわ」

『な、なら！かつきくん！ヒーローになったら結婚して！』

突然の爆弾発言に辺りはシーンとする中、本人は『やった！言うの間に合った！』と言っている。

間に合ったと言う限り、ずっと言いたかったのだろう。
爆豪が口を開いた

「お前もヒーローになって覚えてたらな」

『…！！うん！なるなる！ヒーローになってもう一回かつきくんに告白する！！』

君が告白する側なのか！と飯田が突っ込むがそれどころでも無い。爆豪がそれを了承したのだから。
言いたかった事を言って満足したAは眠くなったのか寝ていた。

『……ん……ぁれ？え！？なんで私学校にいるの！？……あ"ぁ"ぁぁ！！！？』

この様子はしっかりと覚えているようだ。
爆豪除くクラス全員に質問攻めにあった事は分かるだろう。

後に分かったことだが、すれ違った人が個性を出していたことに気付かず、偶然それがAに掛かったそうだ。

その個性は小さい頃に言いたかった事を言わないと戻れない個性らしい…

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