面会 ページ2
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「と、まぁ仕切り直して…突然変異で命狙われちゃった系女子の三佐Aちゃんでぇぇす!!よろしくぅ!」
「子供の前でクソみたいなことを言わないでください。」
年下に窘められても我関せずと言った形でAにちょっかいをかけている五条悟
「先生、もう辞めとけって。この子半泣きじゃん」
虎杖に咎められると口を尖らせながら大人しくなった
「ったく、教師のくせに子供みたいなのよね。ねぇあんた、自己紹介は?」
「おい釘崎、怖がらせすぎるなよ。」
「愛想笑いも出来ない男に言われたくないわよ。私は釘崎野薔薇よ。よろしく。」
強い口調でもわざわざ目線を合わせて話す野薔薇に、警戒心を少し緩めたAが七海の後ろからそろそろと出てきた
そんな彼女の様子にそっと背中を押す七海。
汚い大人の争いに巻き込まれた少女、一つの小さな命を軽んじる大人たちに強い怒りを覚えていた
「みさAです。えっと、」
「偉いじゃん!俺、虎杖悠仁、悠仁でいいよ」
緊張気味に話し始めたAに、目線を合わせて頭を撫でた悠仁を気に入ったのか嬉しそうに頬を緩めた
「ゆーじくん」
「おう!Aは好きなこととかあんの?」
「…お、おえかき」
「いいじゃん!今度一緒にやろうな」
ワイワイと盛り上がり始めた中、早速置いていかれる人一名。
「ほらほら、恵ぃ。こういうのは積極的に混ざらないと!」
「俺の範囲じゃないんですけど」
文句を言う恵の背中をグイグイ押してAの前まで持って言った五条。
「…伏黒恵。」
「ふしぐろくん、よろしくおねがいします」
「ぶっははは!!伏黒、お前こんなに小さい子ですら、ちゃんと話せるのに名前だけって」
「ダサいわよ伏黒。」
「うるせぇよ!だから俺の範囲じゃねぇって言っただろ。子供は苦手なんだよ。」
きっと小さな子という理由で目の前でも公に話す彼らだったが、まだまだ知らないことが多かった。
子供はそこら辺の大人以上に察しが良い生き物だと。
空気で伏黒から歓迎のオーラが感じれなく、彼女の心は不安でいっぱいに涙が零れそうだった
「わっ…!た、高い」
「そ〜れ、高い高い!しっかり捕まってないとペチャンコになっちゃうよ〜」
「五条さん、余計なことを言わないでください。と何度言ったら分かるんですか。」
結局最後に泣かせるのは五条悟だった
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Tまちゃん(プロフ) - 序盤からめっちゃワクワクしました!更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (11月3日 14時) (レス) @page1 id: 697d005e0e (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩(^‿^)۶ (11月3日 9時) (レス) @page1 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるぱかちゃん | 作成日時:2023年11月2日 22時