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そんなこんなであっと言う間に
デビューする事になったのだけれど。




デビュー初日から、


こんな事ってあるものなのか。





「A…?」




衝突した男性にそう呼ばれて顔をあげれば、
その人は心底驚いた顔をしていた。


こちとら もっと驚きだ。




だって、





『あの、


どちら様…でしょうか』




知らない人から急に
名前を呼ばれるんだから。




「……は?」




え、顎外れるよ?


思わず言いそうになって ぐっとこらえる。





「本当に、俺のこと…知らない?」





本当にこういう時困る。


私は基本 人の名前や誕生日やら 覚えるのがめちゃくちゃ苦手なのだ。


一回会ったくらいだと 覚え切れない。



ここで下手に繕ってもバレるのだから、 こういう時は素直が一番。





『あのーすみません、私記憶力乏しくて。どこかでお会いしましたかね…』


「ちょっと待て」




へこへこと頭を下げる私の頬を
両手で挟んで 上に向かせたその人。




じっと見つめられて、


そして 爆弾を落とされた。





「俺、

チョン ジョングクだけど。」






(いや うそやん)





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らん丸(プロフ) - cookyさん» cookyさんありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいし力になります…楽しんでいただけるように頑張ります。 (2019年3月7日 6時) (レス) id: ffb16ece01 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - めっちゃ好きです!!))ナニガ 面白いです。更新頑張って下さい! (2019年3月6日 22時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蘭ノ助 | 作成日時:2019年2月2日 8時

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