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居心地悪そうに笑う美人さん。
そんな彼に、私は意を決して申し上げた。
『この前は何のお礼もなしに逃げてしまって、本当にすみませんでした！！
そしてありがとうございました！！』
勢いよく深いお辞儀をすれば、ぽかんと口を開けている美人さん。
かと思いきやクツクツと喉を鳴らしながら笑い始めた。
「いや、あの違うんですっふは」
『可笑しかった…ですかね？』
「いや、全然。
それに女の子なんだし、無事で良かったって思ってたので謝らないで下さい」
無邪気な笑顔に対する胸の高鳴り。
それと共にその言葉はぐさりと胸を刺す。
(女の子なら皆んなにそうするの…？)
なぜか視界がぼやけて来た。
「…大丈夫？」
『…っはい！本当にありがとうございました。
また機会があったら』
形式的な挨拶をしてその場を後にする。
ぽたぽたと流れ落ちる涙。
化粧が取れないように軽く拭き取って、そのまま階段を登った。
▶▷▶
『、はぁ…』
「さっきからため息うるせーわ」
『だってぇ…』
「何よ、さっきまで楽しんでたくせに」
「帰って来た途端にため息とかやめてよぉ。
雰囲気悪くなるよ？」
『そん事言わないでよ』
「どうしたのリョンラ。
何かあったらなら言える内に言っちゃいなよ？」
メンバー達の視線が私に集中する。
(こんなとこで言う事でもないけど…)
『…す、好きな人に告白出来る見込みが、ない』
「「は？」」
『っ！…言いたくなかったのに！！』
「え、ちょ待て」
「あんた好きな人いたの…？」
『私健全な乙女ですからね⁉』
「それはそうだけどぉ。
あのリョンラだよ？」
『何それ！』
「とにかく。」
リーダー様からの宣告。
「宿舎帰ったら全部白状してもらうから」
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蘭ノ助(プロフ) - Kyouさん» Kyouさん、コメントありがとうございます！更新ミスです、わかりませんでした��(ﾟДﾟ)ありがとうございます(｀_´)ゞ！ (2016年12月13日 6時) (
レス) id: 3f8a14f992 (このIDを非表示/違反報告)
Kyou(プロフ) - いつも楽しく見せて頂いてます。ふと、おもったのですが、28は27と同じですね。更新ミスならいいのですが。すみません。 (2016年12月12日 23時) (レス) id: 8fbb426fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭ノ助 | 作成日時：2016年11月29日 19時
