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【YOU side】
「はい、準備完了だよ」
『ドレスに仮面って…
それもこのドレス色んなところが食い込んでくる』
「あの子がそれ着てきたんだから仕方ないのよ、体型をある程度隠せるやつって言ったのに」
「まぁ上に羽織るし、一応は平気かな」
『それでもあの子は自分の体型を見直した方がいい』
こくこくと何度も頷くオンニ達。
その姿が可愛らしいから、自然と笑顔になったのが自分でわかった。
「おい！お前絶対に失敗すんじゃねえぞ。
チャンスなんだ、色んなスターの方達が来てるんだぞ。
マジで気合い入れていけよ、お前なら出来＿＿」
『一生口開かないでくれますか』
(マジで人を思いやる心をプレゼントしてあげたい)
私が言うと同時にミリョンオンニがそこら辺に落ちていたガムテープをドンパンの口に貼り付けてくれた。
(可愛い上に気遣えるとか天使だよ)
ミリョンオンニをぎゅっと抱き締めれば甘い香りが鼻をかすめた。
(落ち着く〜)
「はいはい、暑苦しいから離れて」
サランオンニがミリョンオンニから私をべりっ引き剥がした。
『はーい』
「あれ？ドンパンは？
一瞬でどこ行ったの？」
『成敗受けたんじゃない？』
「手間が省けたー」
「それなら良かったけど。
残念ながら、あの女のとこに走って行ったわよ」
『えーなんだ。
でも…あの子と会うの結構久々かも』
「私達もだよー。
会いたくなんてないけどね」
くすくすと笑うミリョンオンニ。
オンニのこの笑い方は本当に恐ろしい。
その時、サランオンニの携帯がブーっと振動した。
「…ドンパンが早く来いって」
『焦らす為にゆっくり行こっか』
「それ面白いかも」
三人でぺちゃくちゃと喋りながら、舞台への通路を歩いて行った。
(まぁ途中で時間無いのに気付いて、走ったんだけどね)
あの時のサランオンニの絶望に染まった顔は今思い出しても笑えてしまう。
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蘭ノ助(プロフ) - Kyouさん» Kyouさん、コメントありがとうございます！更新ミスです、わかりませんでした��(ﾟДﾟ)ありがとうございます(｀_´)ゞ！ (2016年12月13日 6時) (
レス) id: 3f8a14f992 (このIDを非表示/違反報告)
Kyou(プロフ) - いつも楽しく見せて頂いてます。ふと、おもったのですが、28は27と同じですね。更新ミスならいいのですが。すみません。 (2016年12月12日 23時) (レス) id: 8fbb426fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭ノ助 | 作成日時：2016年11月29日 19時
