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話を聞かされた週の土曜、朝7時。
ヨンハンさんに言われて会社の練習室へ、三人一緒に向かっていた。
期待半分、不安半分。
思ったよりも足取りは軽かった。
「到着…」
「この先に、俺らの未来が待ってる…！」
『ダサいよその台詞』
悔しそうに顔を赤らめたドンパン。
そんな様子を堪能したのち、扉を叩いた。
『失礼します』
私に二人が続く。
ドアノブを回して引くと見えて来たのは、閑散とした何もない練習室。
の中にポツリと立っているヨンハンさん。
と、女の子。
彼女は私達の方に振り返るとペコリと頭を下げた。
「迷惑掛けると思いますが、よろしくお願いします」
淡々とした姿に狼狽えた私達。
だけどすぐに心を取り戻して笑顔で挨拶をする。
ヨンハンさんはそんな私達を笑いながら、
「後は君達で仲良くなりなさい」
そう言って無情にも帰ってしまった。
しん、とした重い空気だった。
「あの」
予想外にも話し掛けてくれたのは彼女で、
「あーっと…雇い主さんの方なのかな？
とりあえず、自己紹介でもしよっか！」
サランが慌てて言ったのがわかった。
私も便乗して話を繋いでいく。
『そうだね、じゃあ私達からしようかな』
「あの」
彼女はさっきよりもはっきりした声で、驚くような言葉を発した。
「帰ってくれても、構いません」
『…え？』
最初にこの言葉を聞いた時、衝撃と苛立ちがごちゃ混ぜになっていたのを覚えてる。
「失礼な野郎だな、ガキンチョ」
そしてそんな時。
何か行動を起こすのは決まってドンパンなのだ。
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蘭ノ助(プロフ) - Kyouさん» Kyouさん、コメントありがとうございます！更新ミスです、わかりませんでした��(ﾟДﾟ)ありがとうございます(｀_´)ゞ！ (2016年12月13日 6時) (
レス) id: 3f8a14f992 (このIDを非表示/違反報告)
Kyou(プロフ) - いつも楽しく見せて頂いてます。ふと、おもったのですが、28は27と同じですね。更新ミスならいいのですが。すみません。 (2016年12月12日 23時) (レス) id: 8fbb426fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭ノ助 | 作成日時：2016年11月29日 19時
